ディオの幼少期はジョルノと似てる?当初からワルだったのか?考察してみた!
この記事では、ディオの幼少期はどんな子供だったのか?ジョルノと似てるのか?当初からワルだったのか?を考察しました。
ジョジョの奇妙な冒険全編を通して、圧倒的な悪のカリスマである、ディオ・ブランドー。
ディオは幼少期、どんな子どもだったのでしょうか。また、息子であるジョルノと似ているところはあるでしょうか。
ディオブランドーの幼少期はどんな子供?
ディオ・ブランドーの幼少期は、どうだったのでしょう。
漫画に初登場するディオは、大学卒業時から逆算しても、13〜14くらいで、それより幼い頃の姿は描かれていません。
ですので、ディオの発言を手がかりに推測していきたいと思います。
ディオは、ダリオ・ブランドーの息子で、ロンドンの貧民街出身です。
父のダリオ・ブランドーはありていに言えば、クズ男でした。
醜く、ズル賢く、年中酔っ払っています。
ディオは母が死んだのは、父が苦労かけたせいだと考えています。ディオが父親のダリオに、母を死なせた!と怒るシーンは2回あります。
1つ目は、ダリオの死後、墓前に立つディオの独白の中。
2つ目は、回想シーンで、これを売って酒を買ってこい!というダリオの言葉に、それは母さんのドレスじゃないか、地獄へ落ちろ、のような言葉をかけるところ。
これらから、ディオは母親のことを大切に思っていたのではないかと、推測できます。
また、売るほどの価値のある服ということはディオの母親はもしかすると少し品の良い女性だった可能性があります。
あの口の回るダリオ・ブランドーですので、羽振りのいい頃にいいところの娘さんをもらった可能性は否定できません。
やがてダリオは死に、ディオはジョースター家に引き取られることになります。
そこでのディオは、同い年のジョナサンに圧倒的な差がつくほど、礼儀、マナーも完璧、勉強もスポーツもできたとされています。
一体ディオは、これらの教養をどこで身につけたのでしょう。
ダリオと暮らしている頃、ディオが本を読んでいる描写があります。
本能的に、知識をつけることが、必要だと悟ったのかもしれません。
もしくは、母親が教養ある人物で、幼いディオに礼儀作法を教え、本を読む習慣を授けたのかもしれませんね。
もしもディオが母親を慕っていたとしたら、飲んだくれの父から苦労かけられて母が死んだことは、ディオの性格形成に大きな影響を与えたでしょう。
そして、こんなところ俺は出ていって金持ちになってやると言っているので、上昇志向に必要なものとして習得の努力は惜しまないだろうと思われます。
ディオブランドーは幼少期からワルだった?
ディオは幼少期からワルだったのでしょうか。
前述の通り、13〜14歳より前のディオは本編に登場しないませんが、初登場の14歳のディオは既に”ディオ”。
ためらわずに悪を貫きます。
しかし、ただ邪悪なだけではないところが、ディオなのです。
ディオの子ども時代のワルエピソードは3つあります。
1つ目は、父ダリオを毒殺してしまうところ。
ディオは、貧民街で賭けチェスをして得た金で、父のダリオに薬を渡します。しかし、ダリオは薬など買う金があれば酒を買ってこい!と怒鳴るのでした。
一見すると、優しい息子とひどい父親のよう。
しかし、実はこの薬は毒殺と気づかれずに徐々に人を殺す秘薬でした。ディオは、平然とこれをやってのけるのです。
2つ目は、ジョナサンとのボクシングで、パンチを振り抜く際に、指を立てて目潰しをくらわせるところ。
ディオは、貧民街流のボクシングを教えてやる、と言いながら反則技を繰り出しました。貧民街でも相当荒々しい賭けボクシングをやっていたことが窺えます。
3つ目は、ジョナサンを陥れ、ジョースター家の財産を手にするためなら手段を選ばないこと。
まず、ジョナサンはチクリ魔だと友人たちに言いふらし、孤立させました。
恋人のエリナからはファーストキスを恋に奪います。
キッス姉さんはディオと同じキス音が出せる メモ pic.twitter.com/Xmwd1UnDxQ
— 名路D科 (@Melodica_Melody) January 12, 2019
ジョナサンの愛犬を蹴った挙げ句、後に焼却炉へ投げ込みました。
そしてジョナサンの懐中時計を勝手に引き出しから奪います。
ワルという言葉では収まりきれないほどの悪事の数々。ディオは、目的のために手段を選びません。
一方で、ジョナサンの反撃に驚いて素直にその力を認め、エリナが泥水で口をすすいでディオを拒否するところでは、エリナを殴ってしまうなど、少年らしい感情の不安定さも持ち合わせています。
ディオブランドーは息子ジョルノと似てる?
ディオは息子のジョルノと似ているでしょうか。
答えるなら、似ている部分もある、が正解になるでしょう。
まず、ディオとジョルノは敵を滅多打ちにする際
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ」
と叫びます。ここは共通しています。
目的のためなら手段を選ばない性格、これも似ていると言えるでしょう。
しかし、ジョルノの行動はディオのように陰湿ではありませんし、ギャングではありますが、悪ではありません。
また、ジョルノの髪の色ですが、幼い頃は黒だったのが成長とともに金髪に変わったとの設定があります。まばゆい金髪は、ディオと共通しています。
しかし、ジョルノの爽やかに意志を貫く姿は、ジョースター家の血統を感じさせます。
ジョルノは年齢から言うと、第三部のディオから生まれた子どもになります。ですので、肉体的なDNAはジョナサン・ジョースターから受け継いでいるとも考えられます。
最も、首だけになった吸血鬼に乗っ取られた場合、遺伝子がどうなるのかは誰にもわかりませんが。
まとめ
いかがだったでしょうか。この記事をまとめると、
- ディオの幼少期は本編に登場しないが、母親を大切に思っていた可能性あり、父親はクズ
- ディオは、幼い頃からワル、むしろ悪
- ジョルノとディオは、顔、無駄無駄の口癖、髪の色と、目的のために手段を選ばない性格が似ているが、爽やかに意志を貫く姿はジョースター家の血統か
となります。
悪役ながら、ファンを(筆者含む)魅了して止まないディオ・ブランドー。その魅力を認識するため、もう一度漫画、アニメを見てみてはいかがでしょうか。