ジョジョ6部のラストにいたヒッチハイクの人物は誰?世界観も解説
この記事ではジョジョ6部のラストにいたヒッチハイクの人物の正体や世界観について解説しています
ジョジョ6部というと、「ジョジョの奇妙な冒険」というタイトルを冠した最後の部です。
もちろん、その後のSBRやジョジョリオンと繋がりのある世界なので気になる方も多いのではないでしょうか。
ジョジョ6部のラストはどうなる?
プッチ神父の考える「天国」というのは、全人類が先の未来において何が起こるかを無意識下で知っていてその事象に対して覚悟が出来ている世界で、その方法として「宇宙の時間を加速して一巡させる」事を目指していました。
物語終盤において、「天国へ行く方法」によってプッチ神父はスタンドを進化させて時間を加速させる能力を手に入れました。
その時点で勝利を確信したものの、DIOとジョースター家の因縁を断つために宇宙を一巡させる前に承太郎と徐倫の2人を始末します。
承太郎、徐倫、アナスイ、FF、ウェザーはプッチ神父に敗れるものの、最後の希望としてエンポリオにウェザー・リポートのスタンドディスクを託しました。
徐倫達を始末した後に、逃げおおせたエンポリオを始末するべく時間の加速を一度解いたプッチ神父は、追い詰められたエンポリオの機転と託されたウェザー・リポートのディスクによってあと一歩の所で敗れます。
プッチ神父が敗れた事によって、一巡するはずだった世界は崩壊してそれまでと違ったパラレルワールドに変わりました。
その世界にて、エンポリオは徐倫やアナスイ、エルメェスに限りなく似た別人と出会い、彼女らの乗る車に同乗させてもらえる事になったエンポリオは涙ながらに自分の名前を告げます。
同乗した車の窓からヒッチハイカーの姿を見たエンポリオのコマを挟んで、ヒッチハイカーの後ろ姿で6部の物語は終わります。
プッチ神父が時間の加速を解いて、エンポリオが一時的に体験した世界では、ブサイクな承太郎と徐倫に似た別人が面会室で6部初期のようなやりとりをしていますが、その世界の承太郎や徐倫達はプッチ神父が敗北したと同時にいなくなりました。
とはいえ、正史とは別のパラレルワールドとして存在しているのでしょうね。
ジョジョ6部のラストにいたヒッチハイクの人物は誰?
エンポリオが新しい世界に着いてから出会ったのは上述の通り、徐倫、アナスイ、エルメェスに限りなく似た別人ではあるのですが、少し違うだけでどう見ても同一人物だと言えるほどでした。
(徐倫に似た人物はアイリン、アナスイに似た人物はアナキスと名乗っていましたが)
作中にDIOが言っていたように「人と人の間の引力」で引かれ合った仲間達とパラレルワールドで引かれ合ったのでしょう。
「スタンド使いは引かれ合う」など、人と人が引かれ合うのは偶然ではなく会うべくして会ったというテーマは6部だけではなくジョジョの奇妙な冒険全体で言えるテーマでもありますね。
では、ヒッチハイクの人物の後ろ姿を見てみましょう。
どこかで見たことのあるアフロと、どこかで見たことあるようなツノ。
つまり、ウェザー・リポートらしき後ろ姿のシーンとともに「PART6 完」と描かれて物語は終わっています。
彼の名前は劇中に書かれていませんが、今まで読んできた方であれば「パラレルワールドのウェザーも引力に引かれて出会えたんだな」としみじみ感じることでしょう。
ジョジョ6部の世界観を解説!
ジョジョ6部ではジョースター家とDIOの因縁がテーマになっていて、これまでに出てきた空条承太郎やDIOとの繋がりが深い物語になっています。
生前にDIOがエンリコ・プッチを親友とし、その上でDIO自身が天国に到達する為にプッチ神父を利用しようとしていましたが、エジプトにて承太郎一行に敗れた為にその計画は潰えました。
しかし、プッチ神父がその計画を引き継いで上述した承太郎の記憶を手に入れようと襲撃して、承太郎の記憶とスタンドのディスクの入手に成功しました。
承太郎は娘の徐倫を巻き込ませたくない一心で何も語らずにいましたが、それが裏目になってプッチ神父らによって刑務所に収監されて人質同然の状態になってしまっていました。
徐倫は承太郎を救う為に2枚のディスクを奪い返す戦いに身を投じます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
- プッチ神父により徐倫達は全滅させられるも、エンポリオが生き延びる。
- プッチ神父により宇宙の時間が加速され、宇宙が一巡しようとしたがエンポリオによって阻止され、以降の世界はパラレルワールドで進行する事になる。
- ヒッチハイカーの後ろ姿はウェザー・リポートに酷似した別人
ジョジョの奇妙な冒険最後の部であるように、それまでの世界が終わり、新しい世界になっていくという感慨深い内容でした。
ジョースターとDIOの因縁はどちらの手でもなく、エンポリオの手によって終わらせられたのも考えさせられる終わり方だったと思います。