ジョジョ5部のアニメと原作の違いはある?結末も同じ?
この記事ではアニメ『ジョジョの奇妙な冒険黄金の風』と、漫画原作の5部とでは違いがあるのか?また結末も変わってしまっているのか?をまとめています。
大人気漫画ジョジョの奇妙な冒険第5部、アニメで楽しみましたか?
圧倒的な映像美、演出に感動した方も多いはず。
そこで気になるのが原作とアニメの違い。原作通りのストーリー展開だったのでしょうか?
Contents
- アニメのジョジョと原作のジョジョの違いはある?
- ジョジョ5部アニメで残念なシーンその①14話
- ジョジョ5部アニメで残念なシーンその②20話
- ジョジョ5部アニメで残念なシーンその③22話
- ジョジョ5部アニメで不思議なシーン24話
- ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその①1話
- ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその②4話
- ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその③5話
- ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその④10話
- ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその⑤12話
- ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその⑥18話
- ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその⑦20話、21話
- ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその⑧31話
- 原作版ジョジョとアニメジョジョの結末を比較!
- ジョジョの今後のアニメ化に願うこと
- まとめ
アニメのジョジョと原作のジョジョの違いはある?
アニメと原作の違いはあります。
変更箇所の大部分はストーリー展開上、原作ファン以外の方にも分かりやすいように元のストーリーの順番を代えている程度なので問題ありませんね。
しかし、原作ファンとしてアニメ化するにあたり、致し方ないとはいえ残念だったシーンは存在します。
また、反対にアニメオリジナルでよかったシーンもあるのです。
では、それぞれ残念だったシーン、良かったシーンを簡単にまとめてみました。
まずは、第5部アニメで残念だったシーン。
ジョジョ5部アニメで残念なシーンその①14話
その1 アニメ14話 「フィレンツェ行き超特急」(原作52巻 フィレンツェ行き超特急 その②)
駅で待ち伏せするプロシュートの兄貴が切符代をケチるシーン。
ギャングでありながらケチなプロシュートの兄貴とペッシのやり取りが観たかったです。
プロシュートは言ってることはかっこいいですし、能力も使い方次第では無敵ですが実はちょっぴり庶民的なところがあるのですが、アニメではより緊迫感を出すためカットされたのでしょうか。
ジョジョ5部アニメで残念なシーンその②20話
その2 アニメ20話「ボスからの最終指令」 (原作55巻 ブローノ・ブチャラティその少年時代)
ブチャラティの過去が語られます。
ほぼ原作通りですが残念な点が2つ。
まず、ブチャラティの母の優しさが半減されています。
幼いブチャラティに本を読んであげたり、とてもよい母親だったことは表現されていますが、離婚時ブチャラティが自分を選ぶように誘導的な質問する場面のみアニメ化されたため少々、打算的な母親になっています。
原作では、ブチャラティが父を思って母親を選ばずその優しさに涙する…という感動的なシーンです。
また、ブチャラティの父親が客の忘れた釣竿を届けるシーンがカットされ、いきなり危篤状態になっています。
ジョジョ5部アニメで残念なシーンその③22話
その3 22話「ガッツのG」(原作56巻 クラッシュとトーキング・ヘッド その②)
スクアーロのスタンド、クラッシュとティツァーノのスタンド、トーキング・ヘッドに攻撃されてしまうナランチャ。
アニメはナランチャのちょっとおバカなシーンがカットされています。
やはり、より緊迫感を出すためでしょうか。
ナランチャのキャラクターならギャグシーンがあってもよさそうですが、削られちょっと残念です。
しかし、スクアーロ、ティツァーノ撃破シーンはとてもかっこいい仕上がりになっていますし、ナランチャの「ボラーレ・ヴィーア(飛んで行きな)」は最高に盛り上がりました。
次は、残念というより不思議なシーン
ジョジョ5部アニメで不思議なシーン24話
24話「ノトーリアスB・I・G」(原作57巻 フライドコードなし!サルディニアへ向かえ)
サルディニアへ向かう一行は、飛行機を盗みます。
原作では、空港職員ともめるのですが、アニメではあっさり飛行機を手にいれています。
無人の空港なのでしょうか…
空港職員ともめるあたりが彼らがギャングらしくて好きだったのですが、カットされてましたね。
しかし、嵐の前触れのようにあまり静かすぎるのが逆に怖く、後に出てくるノトーリアスB・I・Gの不気味さが際立っていましたね。
動きのあるノトーリアスB ・I・Gは原作以上に不気味でした。
次はアニメオリジナルでよかったシーンを簡単にまとめてみました。
ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその①1話
その1 アニメ第1話「黄金体験(ゴールド・エクスペリエンス)」
原作とは違いジョルノの日常からスタートしています。
ジェラートを食べたり観光客を助けるふりをしてスリをしたり。
ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその②4話
その2 アニメ4話「ギャング入門」
ポルポの拳銃をバナナを変えるシーン。
ポルポがジョルノにどのようにして報復されたか原作より分かりやすい演出になっています。
ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその③5話
その3 アニメ5話「ポルポの遺産を狙え」
ポルポの隠し財産を取りに向かうブチャラティチームがヨットを借りるシーンが追加されています。
そこで、ブチャラティが市民からいかに信頼されていのかが分かるシーンになっています。
ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその④10話
その4 アニメ10話「暗殺者(ヒットマン)チーム」
暗殺者チームの日常が描かれています。
この回を観たときタランティーノ監督作品、レザボア・ドッグスを思い出しました。
ギャングだってカフェでお茶したり普通の話もするしもちろん仕事もこなす。
この戦いがチーム戦であることが分かりやすくなる演出です。
車を小さくして飲み込ませるアイデアはとても面白かったです。
ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその⑤12話
その5 アニメ12話「ボスからの第二指令」
フーゴの過去が詳しく語られました。
原作52巻「マン・イン・ザ・ミラーとパープル・ヘイズその⑥」でイルーゾォがフーゴの過去を読み上げるシーンはありますが作画では描かれていません。
フーゴの過去、性格、ブチャラティとの信頼関係がよく分かります。
ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその⑥18話
その6 アニメ18話「ヴェネチアへ向かえ!」
原作では、リゾットの顔は58巻「サルディニア島嵐警報!」で初めて登場しますがアニメでは度々暗殺者チームと連絡を取っているようです。
原作では、チーム戦というより個々で行き当たりばったりの戦いをしているように思われましたが、アニメではチームVSチームの戦いであるのがよくわかりますね。
暗殺者チームはブチャラティチームの様子を観察し対策を練っています。
まさに暗殺チームという感じがしてとてもよい演出ですね。
数少ないジョルノのギャグシーン、削られなくてよかったです。
第5部主人公ジョルノはジョジョシリーズでは珍しくギャグシーンがほとんどありません。
ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその⑦20話、21話
その7 アニメ20話「ボスからの最終指令」、21話「キング・クリムゾンの謎」
いよいよ物語は結末へ向けて進んでいきます。
ここは、第5部の転機ともなる大事な場面と言えるでしょう。
ボスを裏切ることを決めたブチャラティ。
それに賛同する仲間達。
フーゴを除いて…。
アニメオリジナルのフーゴのセリフ、「正しいバカにはなれない」が悩みに悩んだフーゴの全てを表しているようでとてもよかったです。
原作では、少々薄情者だと思われても仕方がないようなフーゴでしたが、このセリフでフーゴの心は救われたような気がするのです。
ジョジョ5部アニメでよかったオリジナルシーンその⑧31話
その8 アニメ31話「チョコラータとオアシス その②」
チョコラータ&セッコが気持ち悪かったですね!
もちろんよい意味です。
動き音声がつくことでさらに凶悪さが増していましたね。
以上が残念だったシーン、特によかったシーンです。
全体的にストーリー展開上、キャラクターデザイン上、それぞれのキャラクターの少し間抜けなシーンがカットされています。
長いセリフの多いジョジョ。
それをアニメに落とし込むとなると戦闘中でありながら棒立ち状態になる画が続くことになりスピード感が失われてしまうでしょう。
そのためのセリフカットは致し方がないことなのでしょうね。
原作版ジョジョとアニメジョジョの結末を比較!
原作、アニメどちらも素晴らしいのですが、やはり動きや音声が付くとやはりアニメの方が迫力がありますね。
ディアボロにゴールド・エクスペリエンス・レクイエムを放ちディアボロは死を繰り返す運命に囚われてしまいます。
未来を予言し未来を変えられる能力を持つディアボロが運命に囚われるとは面白いラストですよね。
そして、空を見上げるジョルノ。
そして、場面は変わりジョルノ加入前のブチャラティチームの日常が描かれています。
仲良く食事をするブチャラティ、アバッキオ、ナランチャ、フーゴ。
ほんの一週間前までの平和な日常。
まさか、ジョルノ加入後仲間を失うほどの死闘が繰り広げられるとは誰も予想できないでしょう。
一人の男、スコリッピとの出会いがブチャラティの運命を変えました。
正確にはスコリッピが変えたのではなく変えるきっかけを作ったとでも言いましょうか。
アニメは忠実に原作を再現してくれました。
ファンとしてはかなり満足だと思います。
スコリッピのスタンド、ローリング・ストーンズがミスタの周りに出現するシーンはやはり、アニメの方がスリルを感じます。
「凶」の文字(漢字の凶ではなく、箱に閉じ込められた人という意味があるらしい)も不気味さ増し増しでしたね。
アニメオリジナルでよかったシーンがあります。
それは、ローリング・ストーンズを抱えて窓から飛び降りるミスタをフーゴが助けるシーンです。
原作通りではあるのですが、アニメオリジナルの演出としてミスタが落ちた直前、車を走らせる激しい音がします。
これは、フーゴが落下するミスタを助けるために急いで車を走らせてきたのでしょう。
原作では、たまたまフーゴの車にミスタが落ちたような描写になっています。
そして、フーゴ自身も怪我をしただろうにミスタに対し落ちてきたことを、とがめるわけでもなくボイスレコーダーを忘れたことだけ注意する。
このシーンだけで、強い信頼関係で結ばれたチームであることがより一層わかりますね。
そして、感動のアニメオリジナル。
ジョルノの率いる新生パッショーネの部屋を開けると吹き抜ける風。
その窓際に注目です。
アバッキオへの黄色い花、ナランチャの体を包んだ白い花、ブチャラティのジッパー。
そして、ブチャラティチームが食事中に飲んでいた時と同じワイン。
ジョジョの今後のアニメ化に願うこと
大満足だった第5部。
次回は第6部、ストーンオーシャンでしょうか。
ジョジョシリーズ初の女主人公。
ジョジョファンとしては、完全再現してほしいところですが第5部のスピード感はとてもテンポがよく、中だるみすることなく毎回ワクワクドキドキ視聴できたので、第6部もそのスピード感を失わずに進めてほしいですね。
また、どのシーンをポストカードにしてもおかしくないような演出効果、これが本当に素晴らしいと思います。
ジョジョカラーとも言える自由な色使い。
荒木先生の世界を壊すことなく再現してきたジョジョ製作チームに今後も製作してもらいたいです。
個人的に好きなのが、空の色と雲の形ですね。
近年、CG技術の向上でリアルな背景のアニメが増えました。
しかし、原作ジョジョの世界観、特徴的な雲の形がそのままアニメで描かれていて感激しました。
可視化されたジョジョ独特の擬音、戦いを盛り上げてくれるサウンド、どれをとっても一流のアニメだったと思います。次回作も期待大です。
まとめ
- アニメのジョジョと原作のジョジョの違いはある。しかし、ストーリー展開上仕方のない部分もあり、大部分がさほど気になるような違いではありません。
- 原作版ジョジョとアニメのジョジョの結末を比較した結果、ストーリーは原作通りですが、音声、動きがつくとやはり、アニメの方が迫力がある。
- ジョジョの今後のアニメ化に願うことは、第5部同様のスピード感、原作完全再現。
今回の記事はいかがでしたか?
ジョジョの奇妙な冒険第5部のアニメの魅力少しでも伝わっていただけたのなら幸いです。
今後もアニメ化が期待されるジョジョ。
原作も現在第8部まで進行中です。