ジョジョ7部|漫画ネタバレ12話!
この記事では漫画版ジョジョ7部スティールボールラン12話のネタバレをアツくまとめています!
ラストの直線1000メートル、サンドマンを追い抜いたジャイロ、そのまま逃げ切ろうと最後の力を振り絞る。
そしてそれを追うポコロコ、ジョニィ、ディオ。
熾烈なデッドヒートが繰り広げられる中、ジャイロは向かい風を背中のマントで帆船のように受け流し、推進力として土壇場で一気に加速ッ!
1st.STAGEを1位で逃げ切ったのだったッ!!
漫画版ジョジョ7部(SBR)|12話ネタバレ込みのあらすじ
ジャイロ・ツェペリは1st.STAGE王者となった。
賞金は1万ドル、そしてタイムボーナス1時間、順位ポイントを100点ゲット!
そして2位は『大地の俊足』サンドマン、3位以降はあまりにも混戦だったため、史上初の映写機撮影による審議が行われることになった。
ちなみにこの時、ポコロコはアナウンサーに『黒い彗星』なんて呼ばれていた。
第2集団も続々とゴールしていく。
なお、レースはポイント制で行われ、早い着順ほど多くのポイントを得ることができ、最終的にゴールのニューヨークまでどれだけポイントを獲得できたかで順位が決定するルールだった。
運の力を信じていたポコロコ、イギリス競馬会の俊英としてのプライドを大きく傷つけられたディオ、どちらも悔いを残す結果となってしまった。
しかしサンドマンは全然気にしておらず、ゴール後のケータリングが無料であることを知ると、恐ろしい勢いで食い始めた。
スポンサーの相手をしているMr.スティールに執事が耳打ちをする。
ジャイロ・ツェペリの『経歴』が少しわかったらしい。
どうやらジャイロは、5月、イタリアのジェノバから船でアメリカに来たというのだ。
しかも乗っている船は、皇族所有の船らしい。
どうやらジャイロはそのへんの「馬の骨」という訳ではないようだった。
2nd.STAGEからはレース結果を予想する「賭け」が始まる。
Mr.スティールは、徹底的にジャイロの身辺を洗うよう執事に命じた。
時を同じくして、レースの結果が確定した。
ポコロコが牛の死体に乗って滑走しているのを阻止しようと鉄球を投げた時、たまたまサンドマンが乗っていた岩場を崩してしまっていた。
それが走行妨害に当たるとの判断だった。
ジャイロまさかの20位降格、そして2位以降が順次繰り上げとなり、1st.STAGEの優勝者はサンドマンになってしまった!
食べるのに忙しくてちゃんと聞いてなさそうなサンドマン!
2位はディオ、3位はポコロコ、そして4位は優勝候補だったが1st.STAGEでは出番がなかったマウンテン・ティムが入賞した。
順位降格の報を聞き、悔しさに表情をゆがませるジャイロ。
Mr.スティールの居るテーブルの前に立ち、静かに回転する鉄球をテーブルの上に置いた。
波ならぬ気配を感じ、警備員がMr.スティールを護衛する。
しかしMr.スティールはそれを抑え、ジャイロに「文句があるのか?」と言った。
武器による妨害は、普通は失格であると。
ギリギリと歯を噛み締め、ちょっとヨダレも出しちゃいながら、ジャイロは済んでしまった事だと、ふてくされながらも、その場を離れた。
「シャンペンで祝いでもやってろッ!」という意味深な言葉を残して…
ほどなくしてなぜかシャンパンの栓が勝手に勢い良く抜け始めた。
テーブルの上にある、良く冷えたシャンパンがいっせいにカタカタと震えだす。
1本500ドルもする超高級シャンパンなのにッ!
ジョニィの顔めがけて、流れ弾の栓が飛んでくるが、なんなくキャッチするジョニィ。
同じく執事の顔を狙って飛んでくる栓!
執事はオーバーアクションで華麗に避けるも、栓はそのまま、やぐらの上の給水タンクにぶつかった。
すると、給水タンクまで細かく震えだし、崩壊!
シャンパンは水浸しになってしまった…。
一部始終を見ていたジョニィに、シャンパン事件の犯に……
ジャイロが声をかける。
ジャイロはジョニィに、次のSTAGEもついてくるのかと問う。
ジョニィはジャイロを負かすためについていくと啖呵を切った。
ジョニィ
もちろん! ……あんたを 負かしてみせるさ
ジャイロ
いいだろう LESSON2は 『筋肉には 悟られるな』…… だ!
肉体は、本能的に身を守るため、筋反射を行う。
生き物の体の仕組みだ。しかし「鉄球の回転」は皮膚までしか影響しない。そのため、筋肉には気づかれない。
回転の力の秘密を少しだけ明かしたジャイロ、先ほど飛んだシャンパンの栓にも、すでに回転がかかっているとジョニィに告げる。
ゆっくりと馬の首に栓を触れさせるジョニィ。
栓が馬の皮膚に接触した瞬間、回転の力は馬の皮膚を伝わり、体制を崩す。ジョニィの体は崩れ落ちるが、馬の前足がジョニィをキャッチし、ジョニィは無事に馬から下りることができた。
そしてジャイロはジョニィに、2nd.STAGEでは共同戦線を張る事を提案したのだった……。
ところ変わって1st.STAGEのコース上、保安官とMr.スティール、そしてスティール夫人が馬車で移動をしていた。
保安官はMr.スティールに「死人」が出た、と告げた。
死体の前に到着する一行。
そこには、拳銃にからみつく血まみれの「紐」のようなものが伸びていた。
紐は岩陰のほうから伸びている。
元をたどっていくと、そこには、腹を引き裂かれた無残な死体が3体も遺棄されていた。
すぐさまスティール婦人を列車に帰すよう命じるMr.スティール。
被害者の3人には、レース中不審な行動をとっていたり、落馬や、馬を止めたという目撃証言がなかったと保安官は言う。
動物の仕業でもない。保安官は、これが「殺人」であると結論付けた。
残忍な殺人鬼が、被害者3人を、同時に、何らかの方法で殺害し、内臓を引きずり出したのだ、と。
動機は「賞金のために順位を上げるため」なのだろうか。
漫画版ジョジョ第7部(SBR)12話|見どころ
緊迫したレースもひと段落、インターミッションの様相です。
あれだけひらめきや鉄球の回転を駆使してトップを走ったジャイロが、まさかの降格。
もしかして、レースのときよりマジになってないか?(笑)
漫画版ジョジョ第7部(SBR)12話|感想
力を尽くして首位を守ったジャイロが降格処分になってしまったのは本当に残念です。
が、スカッ!とする意趣返し!
あ、ジャイロって鉄球の力をそういう風に使うんだ。ふ~ん(笑)
くじけず、諦めずに自身を追ってきたジョニィに対し、ジャイロの方から声をかける描写もありました。
まだ打算的なところもありますが、ジョニィの根性をジャイロが認め、歩み寄ったように感じました。
友情やライバル関係にはまだ至っていませんが、その芽がこれから少しずつ成長いくのでは?
そして、白熱したレースの裏で、殺人事件が起こっていたという事実が明るみに出ます。
Mr.スティールの言うとおり、賞金のためにそういう手段をとる人間が居ても、おかしくないですね……。
レースだ!冒険だ!ではなく、すこしサスペンス要素が入ってきました……。