この記事では、スティールボールランは面白くない?という意見から、その理由や感想をまとめております。
ジョジョについての会話になりますと、
どの部が一番面白いか?
との議論になりますね!
私はイタリアが舞台の第5部「黄金の風」が一番好きなのですが、あるファンがこう言いました。
「7部のスティールボールランはビミョーだなぁ。」
確かに、ファンの間でも賛否両論分かれる『スティールボールラン』
なぜ面白くないのか?
といわれる理由についてまとめてみましょう。
Contents
スティールボールランは面白くないという声が…
ジョジョの奇妙な冒険シリーズの大きな特徴といえば、
パートごとに設定・舞台・年代が分かれていることですね。
第3部の空条承太郎が大好きという方もいれば、1~2部の波紋戦士の戦いが熱い!!
と語る方もファンには多いはず。
しかし、パートごとに作風や設定が変わっていくので、ついていけない人やその部だけを飛ばして読む方もいます。
「スティールボールラン」は今までDIOとの因縁であったり、ジョースター一族といったこれまでの要素が無くなり、新たなる【パラレルワールド】として位置づけられています。
2ちゃんねる(現5ちゃんねる)やTwitter等での感想を見ますと
- 中盤にかけての展開が良かった。
- 鉄球での戦いがカッコいい!
- 大統領が魅力的だ。
との面白かったとの意見とは対比的に
- いままでのジョジョと比べてなれなかった。
- 長くて疲れた。
- スタンドや聖なる遺体がややこしかった
など作品に対して否定的な意見も目にします。
言われてみれば、過去の作品と比較して新しい要素やキャラ設定が増えたので、今まで読んできたファンからしてみれば
さっぱり??
となることがあります。
スティールボールランは面白くないという理由は?
スティールボールランは面白くないと一部の読者から言われるのはなぜか?
と考えてみました。
面白くないという理由その①パラレルワールドであるから
皆さんが知っている1~6部のジョジョは石仮面の呪い、DIOとの因縁、ジョースター家の血統など同じ時間枠で様々な展開や熱い戦いが繰り広げられてきました。
しかし、今作のスティールボールランではこれまでの設定と異なる世界線のジョジョなので
今までのキャラであったり、主要人物が別人(生まれ変わりのようなもの)であるなど
過去作に愛着があるファンなら違和感を感じるでしょう。
序盤で登場するウルムド・アブドゥルは
第三部『スターダスト・クルセイダーズ』のモハメド・アヴドゥルのパラレルワールドでの彼であります。
しかし、すぐにレースをリタイアしてしまうなど、3部ファンからしてみれば
何これ!!(怒)
と感じるでしょう。
カッコよくイギーとポルナレフをかばって命を落としたアヴドゥルがこんな扱い!?
と思いました。
面白くないという理由その②第6部の評価
ジョジョを読んだ方の中には第6部に満足しなかった方もいらっしゃいます。
もちろん、刑務所での脱獄やDIOの息子たち、スタンドバトルなど読んでいて非常に面白い展開です。
6部のクライマックスにラスボス・プッチ神父の手によって、空条承太郎や徐倫が命を落とします。
そして時間を加速させるスタンド【メイド・イン・ヘブン】によって世界は1巡し、今までの世界とは異なる世界へなってしまいます。
その影響により、ジョースター家とDIOの因縁が無くなり徐倫はアイリーンという別の存在として生きていました。
という終わり方に納得がいかないファンが続出。
ここで読むのをやめてしまった方もいるそうです。
前作に納得いかなかったファンが続編である『スティールボールラン』に期待しすぎたこと
前作の伏線をきちんと回収しなかったことがスティールボールランが面白くないとされる要因の一つではないかと考えます。
面白くないという理由その③スタンド能力
スティールボールランを読んだ方は「あること」お気づきなられたのでは?
そう、過去作品に似たスタンド能力が登場することです!!
サンドマンが使用するスタンド【イン・ア・サイレント・ウェイ】は擬音を具体化して攻撃する能力を持っています。
イン・ア・サイレント・ウェイ
砂男(サンドマン)
音を文字として具現化し操る。具現化した音に触れたものにその音と同様の効果をもたらす。 pic.twitter.com/EzKXTNvtsN
— ジョジョスタンドbot (@kbyshytr) March 20, 2020
第四部に登場した広瀬康一が使用する【エコーズACT1】、【エコーズACT2】も擬音を武器にして戦います。
オエコモバが使用するスタンド【ぼくのリズムを聞いてくれ】も爆弾を作るという能力が吉良吉影の使用する【キラークイーン】と類似してますね。
そして挙げられるのは能力の複雑化です。
大統領のスタンドD4C(いともたやすく行われるえげつない行為)は初見の人からしてみればかなり理解不能!?
な能力と感じます。
長い期間続いているシリーズなので、能力が複雑になっていくのは仕方がないと思います。
スティールボールランの感想
スティールボールランを読んだ感想ですが、
インターネットで知った酷評を吹っ飛ばす勢いで
面白かった!!!!
特に終盤にかけての大統領戦~ザ・ワールド登場にかけての盛り上がりは
今までのジョジョにはできなかった
スティールボールランだからこそできた熱い展開になっています。
ですが、唯一「納得」いかなかったポイントを挙げるとすれば、結局「聖なる遺体」の正体は誰だったのか?
という点です。
宗教的な理由で判明させなかったという説もありますが、できればプッチ神父であったりカーズ様だったら過去作との接点として興味深い設定になったのではと考えます。
まとめ
どの作品にも良い評価と悪い評価は付き物です。
読者の間で賛否両論別れる作品は傑作であったり、長いこと支持されるケースが良くあります。
ジョジョの奇妙な冒険自体、漫画の世界ではかなり賛否両論が分かれる作品でしょう。
荒木飛呂彦先生はスティールボールランにおいて、過去作からまた新たに一新させて
新しいジョジョを作り上げました。
インターネットではスティールボールランに対してネガティブな意見を目にしますが、
百聞は一見に如かず
ぜひ実際に読んでみて「面白かった」もしくは「いまいち」
と判断するのが良いでしょう。
パラレルワールドですので、非常に読みやすいと思います。
これを機会にぜひよんでみてはいかがでしょうか。