漫画版ジョジョで涙腺崩壊の神回は何巻何話?勝手にランキングしてみた
この記事では漫画版ジョジョの”涙腺崩壊の神回”は何巻の何話なのか?勝手にランキングしてまとめてます。
突然ですが、ジョジョの奇妙な冒険の魅力は何だと思いますか?
- 激しいバトル?
- スリリングな頭脳戦?
- 個性豊かなスタンド?
- ジョジョ立ちと呼ばれるポージング?
- キャラクター達の奇抜なファッション?
- それとも擬音?
チッチッチッ(アブドゥル風)ジョジョには涙腺崩壊ハンカチ必須の名シーンが数多くあるのです!
Contents
漫画版ジョジョ|涙腺崩壊の神回ランキング10!
第10位:スティールボールラン23巻 ハイボルテージその②
これは、意見が別れるかと思いますが、ランクインさせていただきます!
ジョニィの父は裕福な牧場主で優秀な調教師でもあります。
優秀な兄、ニコラスとジョニィを比べ続けニコラスが落馬事故で亡くなった後も、ニコラスを思い続けジョニィを認めることはありませんでした。
そんなある日、ジョニィは死んだ兄のブーツを持ち出そうとし、父と口論になりジョニィは父に大ケガを負わせてしまいます。
そして、父はニコラスの死を嘆き言ってはいけないことを口にし、親子の間に埋められぬ溝ができてしまいます。
「神よ、あなたは連れていく子を間違えた」
この一言はジョニィの胸に深く突き刺さります
SBR レース後半観客をかき分けジョニィの父が登場し、ジョニィのこれまでの頑張りを讃えます。
ジョニィには心強い友、ジャイロがいたことを知らない父は「たった一人で」ジョニィは頑張り続けていること、そして自分がいかに愚かな行為を息子に対して、してしまっていたのかを観衆の前で演説するのです。
父との確執後、父との関係に心の底では悩んでいたジョニィにとって、父が初めて自分を認めてくれた感動のシーンに思えますがジョニィがジャイロを失い再び一人になってしまったことを改めて思い知らされる切ないシーンだと思います。
余談ですが、なぜ意見が別れるかというとジョニィの父の登場、観衆の前での演説が少々あざとく見えるからです。
第9位:10巻 鮮血のシャボンの巻
今生の別れはつらいもの。それがケンカ別れとなればなおのこと。
ワムウ戦直前、ジョセフとシーザーはケンカをしてしまいます。
互いを認め合っていると思っていたジョセフからツェッペリ家の誇りを侮辱されたと思ったシーザーは怒り、その勢いで単身敵の根城に潜入してしまいます。
そこで待ち構えていたワムウを追い詰めるも玉砕。
ジョセフとシーザーが和解する機会は永遠に失われたのです。
心の底ではお互いを認め合っている二人だけに生きて和解してほしかった、せめて死体でもいいから会えたなら…
しかし、シーザーの体は巨大な石板の下。
悲しすぎます。
さらに感動してしまう理由がワムウとリサリサにあります。
なぜワムウ?それはワムウが誇り高い戦士だからです。
自分が認めた男、シーザーが最後の血からを振り絞りジョセフに飛ばしたシャボン玉を、あえて見逃します。
その結果ジョセフは生き残りワムウ自身を追い詰めることになるとしても。
ワムウがシーザーを誇り高き戦士と認めその死に敬意を払っていることがわかる素晴らしい回です。
その思いはジョセフにも伝わりワムウ撃破後、ワムウの死に敬礼をするという名シーンに繋がるのです。そして、リサリサ。
第8位:5巻 忘却の彼方への巻
あなたなら自分の親を殺した仇を抱いて死ねますか?
新婚旅行中のジョナサンとエリナを襲った不幸。
絶体絶命の中、愛するエリナを残し宿敵ディオと死ぬ決意をするジョナサン。
愛犬ダニー、父親を殺し多くの犠牲を出したディオに友情を抱き心安らかに死を迎えようとするジョナサンが眩しすぎます。
第7位:37巻 吉良吉影は静かに暮らしたい その⑤
登場初期は大変な守銭奴でちょっと憎たらしい少年でしたが、仗助と億泰と行動を共にするようになり愛されキャラが定着た頃、重ちーは壮絶な死を迎えるのでした。
偶然、吉良吉影の秘密を知ってしまった重ちーは自身のスタンド、ハーヴェストで対抗するも吉良のキラークイーンの前に敗北。
瀕死の重症を負った重ちーは仗助のもとへ向かうも一手先をいっていたキラークイーンに爆破され、死体も残らず消えてしまいます。
愛されキャラ、重ちーの死にはかなりの衝撃がありました。
最後の力を振り絞り吉良の服のボタンを仗助になんとか運び、結果吉良を追い詰める重大な役目を果たしたのです。
重ちーがなぜそこまでしたのか?
それは、自分の愛するパパ、ママ、杜王町を守るため。
第6位:スティールボールラン22巻 ボール・ブレイカー その②
数々の名言を残してきたジャイロ・ツェッペリ。
ジョニィの師となりレースを共に戦ってきたジャイロですが、レース終盤ヴァレンタインに敗れ死亡します。
そして、自身の最期を悟りlesson5を最後の言葉としジョニィに残します。
歴代のツェッペリ家同様、主人公を導いたジャイロは最期までかっこいい男でした。
第5位:47巻 さよなら杜王町ー黄金の心
川尻早人は、夫婦仲のあまりよくない家庭環境に育ち、お世辞にも幸福とは言いがたい暮らしをしていました。
そんなある日、生活が一変するのです。
父の様子が変わりそんな父に母はときめく。
しかし、父になり変わっていたのは殺人鬼、吉良吉影。
早人は母を守ると決めスタンドが見えないにもかかわらずバイツァ・ダストを撃破、仗助たちを見事にサポートしました。
しかし、吉良を倒しても川尻家には普通の生活は戻ってきません。
何も知らない母の一言に、泣きながらパパが帰ってきてから食べると告げる早人。
父が帰ってこないことも母が待つ父は本当の父ではないことも早人は知っています。
それでも待ち続けるのでしょう。
第4位:ストーンオーシャン11巻 新月の時!新神父
知性を持ったプランクトンFFは徐倫との出会いで生きる意味、生きていたい意味を見出だす。
ホワイトスネイクとの戦いで負傷しDISCまで奪われ死がFFに迫ります。
しかし、思い出を手に入れそれを失うことなく、自分のままで死を迎えるFFに死の恐怖はありません。
なぜなら、FFは救われていたから。
第3位:ストーンオーシャン16巻 ヘビーウェザーその⑬
ウェザーリポートのDISC を抱き締めながら言う徐倫のセリフが乙女チックでいつもの徐倫と違い可愛らしくも切ないシーンです。
「あなたとそよ風の中で話がしたい」
後ろでそっとたたずむアナスイも、とてもよい演出をしていますね。
監獄の中で死を待つだけの運命だったウェザーリポート。
しかし、徐倫との出会いがウェザーの心を生き返らせてくれました。
FF同様、死を恐れず仲間のため突き進んだ姿はとても尊く美しいです。
第2位:59巻 今にも落ちてきそうな空の下で
「今にも落ちてきそうな空の下で」こんな素敵なタイトルを思い付きますか?
アバッキオの最期に登場する警官のセリフが胸に響きます。
「大切なのは真実に向かおうとする意志」
結果ばかり求めてしまいがちですが、たどり着くまでの過程が大切であることを教えてくれたセリフです。
第1位:ストーンオーシャン17巻 ホワット・ア・ワンダフル・ワールド
ジョジョ世界の人間讃歌とは、未知の運命の中でそれぞれが信じるもののために生きることの素晴らしさ。
一方、プッチ神父は魂に刷り込まれた決められた運命を理解し覚悟することが幸せだといいます。
どちらが幸せなのでしょう?
第6部ラストを初めて読んだときは納得できませんでした。
なぜか?
理由はジョースターの血統である主人公が死んでしまったからです。
しかし、数年後改めて読み返すと別の感情が沸き起こるのがジョジョの素晴らしさ。
エンポリオを逃がしたのは徐倫であり、承太郎、エルメェス、アナスイ、ウェザー、FF。
みんなの意志を受け継ぎ無敵と思われたプッチ神父を倒します。
正しいと思うことに突き進もうとする意志=ジョースターの血統。
これは、しっかりエンポリオに受け継がれました。
血統による優劣を断ち「黄金の精神」は誰の心にも宿ると教えてくれた第6部でした。
不完全なメイド・イン・ヘブンにより生まれたパラレルワールドで生きるアイリン達に、不幸な未来はきっとやってこないでしょう。
なぜなら、誰も知らないなところで戦った者達がいるから。
その事実をエンポリオ以外は知りません。
アイリン達に徐倫達の面影を感じながら、もう二度と徐倫達に会えない事実がエンポリオに突き刺さります。
徐倫達は二度と戻っては来ませんがエンポリオの中には「黄金の精神」が宿っているのです。
まとめ
1位:ストーンオーシャン17巻 ホワット・ア・ワンダフル・ワールド
2位:ジョジョの奇妙な冒険59巻 今にも落ちてきそうな空の下で
3位:ストーンオーシャン16巻 ヘビーウェザーその⑬
4位:ストーンオーシャン11巻 新月の時!新神父
5位:ジョジョの奇妙な冒険47巻 さよなら杜王町ー黄金の心
6位:スティールボールラン22巻 ボール・ブレイカー その②
7位:37巻 吉良吉影は静かに暮らしたい その⑤
8位:5巻 忘却の彼方への巻
9位:10巻 鮮血のシャボンの巻
10位:スティールボールラン23巻 ハイボルテージその②
内容はいかがでしたか?
このランキングを作るのに悩みに悩みました。
なぜなら、ジョジョにはまだまだ名シーンがたくさんあるのです!
もう一度、ジョジョを読み返してみませんか?
そして、あなたなりのランキングを作ってみてはいかがでしょうか?
余談ですが、ストーンオーシャン17巻、久しぶりね、ロメオ、で、ロメオが脱獄中の徐倫について警察に嘘の情報を電話するシーンもなかなか好きです。