ジョジョ7部|漫画ネタバレ3話!
この記事では漫画版ジョジョ7部スティールボールラン3話のネタバレをアツくまとめています!
新たに登場した「ポコロコ」、占いの結果「向こう2ヶ月は人生最高のラッキーが続く」とエンヤ婆によく似た占い師に言われ、運の力を信じ『スティール・ボール・ラン』レースへの参戦を決意するッ!
ジャイロは絡んできたスリと血統!鉄球を肩に打ち込まれたスリは、鉄球の未知なる力によって、構えた銃を自分に向けて撃ち、自滅したッ!自業自得だァ―!
漫画版ジョジョ7部(SBR)|3話ネタバレ込みのあらすじ
ジョニィは自分がサンディエゴビーチへ来た理由について考えていた。野次馬根性でレースのスタートを見に来ただけだったのか?と。
幼いころから いつもそばにいた馬たちに対する郷愁(きょうしゅう)
何かにひきつけられて このビーチに来た
人は美しいものが好きだ……
ピカピカに新しければさらに良く
そして それが走っているものなら この世で最も 美しい
彼の思考は自らの過去にシフトする。ジョニィは馬が好きだった。ジョニィが初めて馬に乗ったのは若干5歳のころだった。
そのころから、筋肉の動き、ヒヅメの音、走る動作から馬の気持ちがわかる気がしていた。
父に才能を見出され、ジョニィもその気になった。
ジョニィはメキメキと頭角を現し、政治家や王族たちがこぞって彼を持ち上げた。
もちろん、女だっていくらでも寄ってきた。
だが、女と町に繰り出した時、ほんのささいな「ルール違反」を犯したせいで、彼は腰に銃弾を受け、半身不随の身となってしまった……。
凶弾を受け担ぎこまれた病院で、彼はみじめな仕打ちを受けた。
下の世話をしてもらえず放置され、監視員からは輸血用の血液を無断で採られた。
ジョニィは、おおよそ人が想像する最も悪い形で挫折をした。
栄光から一気に最底辺へと転落したのである…。
ほんの一瞬、ジョニィがジャイロの鉄球に触れ、立ち上がってしまったほんの一瞬の回想だった。
ジョニィは大声を上げていた。ジョニィが立ち上がれたのはわずかな時間だった。
すぐに足からは力が抜け、体は車椅子に沈んだ。
だが、その動かない足には何か暖かい力が脈づいていた。
立ち上がることが出来たことにしばらく呆けていたジョニィは、我に返ると立ち去ろうとするジャイロに慌てて声をかける。
通行人を殴って押しのけ、ジャイロに迫った。ジョニィは必死だった。彼の足に何が起こったのか、その理由が知りたかった。
世間はオレにあきらめろと言った……言葉で、あるいは無言で……
この男はいったい…… こんなヤツがなぜ このビーチにいるんだ!?
必死に追いついたジョニィを冷たくあしらうジャイロ。
車椅子から立ち上がったのはあくまで偶然で、単なる肉体の反応だとジョニィに言う。
しかし、ジョニィは諦めなかった。
鉄の玉の回転が自分の足に力を与えたこと、もしかしたら自分にも出来るかもしれない。
ジョニィの言葉をまったく意に介さず、馬に乗ってジョニィに背を向けるジャイロ。
そこに先ほど殴って押しのけた通行人が現れ、ジョニィに絡んできた。
しかしジョニィは、次の瞬間、驚きの行動にでる。
通行人を車椅子で押し倒し、倒れた通行人のスネをジャンプ台にして車椅子で高く飛び上がり、ジャイロの鉄球をもう一度触ろうとした。
それに気づいたジャイロは、鉄球に触れようとしていたジョニィの手にそっと触れた。
するとジョニィの手や指先の皮膚が、スリに鉄球を打ち込んだときのように捩れたのである。
ジャイロはそのままジョニィの手をそっと屋根の軒下駄にもっていくと、捩れた力が働いたのか、ジョニィは片手で屋根の軒下駄にぶら下がってしまった。
ジャイロ:はっきり言っておく この『鉄の回転』は たしかに オレの武器だ
だが おたくさんのような歩けない者を歩かせる事なんか出来はしない……
ジョニィ:実際こんな事が起こっていてそのままでいられるか――ッ
あばいてやるッ!その「回転」の正体をあばいてやるぜッ!
ジョニィに流れた力は弱まり、手の捩れが戻るのと共に消え、ジョニィは落下した。静かにジョニィの前から去るジャイロ。
1890年の夏――
ただ ひとつ いえる事は――
このビーチには「美しいもの」が確かに存在していた……
暗闇の中に見える「美しいもの」―――
ぼくは何かにひきつけられて このビーチに来た
希望という「光が存在する」のか―――
ジョニィは、再び馬に乗り、レースに参加することを決意した……。
漫画版ジョジョ第7部(SBR)3話|見どころ
ジョニィが車椅子に乗っていた理由が明らかになります。
栄光と転落、余りに酷い仕打ちをうけたジョニィが、ジャイロの鉄球の「回転の力」を求め、必死に詰め寄るシーンが強く印象に残ります。
何としてでも、自分の足を動かした理由が知りたいと貪欲に食らいつくジョニィ。
漫画版ジョジョ第7部(SBR)3話|感想
ジョニィの回想から始まる第3話。
彼の馬に対する純粋な思い、そして暗く惨めな仕打ちを受けたからこその、ジャイロの「回転」を貪欲に求める姿勢。
ジョニィが感じた小さな希望の光が、いつか大きく輝いてくれることを願ってやみません。
ここまで、レース参加者の、参加への動機がいくつか語られていますが、皆自分のはっきりしたポリシーや目的を持って参加していることがわかります。