ジョジョ7部|漫画ネタバレ2話!
この記事では漫画版ジョジョ7部スティールボールラン2話のネタバレをアツくまとめています!
ジョジョのスティールボールランからの漫画読んでなかったけどおもろいわ〜。昨日1日でスティールボールラン全巻読んで、今からジョジョリオン読む。 pic.twitter.com/uj5YsdQlNf
— Mばび@令和 (@mbaby__8) February 8, 2017
部族の掟を破り白人の書物を読んだ砂男(サンドマン)。
すでに部族の土地は白人に買われてしまうだけになってしまったと理解していた彼は、白人に対抗するため、敵である白人の知識と技術を身につけ、史上最大の北米大陸横断レース『スティール・ボール・ラン』への参戦を決意シタッ!
しかしながら、スティールボールランレースは、開始前から大混乱を極めていたッ!
頭を抱えるプロモーターのMr.スティール!少女によちよちされて何とか頑張っているぞッッ!
漫画版ジョジョ7部(SBR)|2話ネタバレ込みのあらすじ
新聞紙を敷布団に、陽だまりの中、男が空に浮かぶ雲の数を数えていた。
空には鳥がさえずっている。
男の名は「ポコロコ」という。
彼の祖父が働きもせずゴロゴロしているのを咎めると、ポコロコは唐突に言った。
『天中殺』を知っているかと。
『天中殺』とは、人生の中で最悪の時期を指す。
実は3日前、博打に負けたポコロコはジプシーの女に占いをしてもらっていた。
その結果は、なんと『天中殺』の真逆、向こう2ヶ月は人生最高の時期になるというのである。
地主から新しい耕作地を作るため開墾する仕事が来たと祖父は言うが、ポコロコは断る。
ポコロコは地主が指定した土地が湿地帯だということを見抜いていた。
さらに、祖父が連れていた農耕馬がフンをするのを見て、その農耕馬が妊娠していることに気づき、馬に巻かれているベルトを緩めるように薦め、再び雲の数を数え始めた。
あきれた祖父が、せっかく耕作の賃金を1200ドルに上げてもらったのにとひとりごちると、ポコロコはふと何かに気づき、敷布団にしていた新聞をあわてて見た。
“STEEL BALL RUN RACE” 参加料 ひとり1200ドル
ポコロコ:じじい…新しい畑の耕作の賃金……いま いくらって言った?
ところ変わってサンディエゴビーチ、レース出場受付会場でジャイロ・ツェペリは、支払った出場料をスッた男と対峙していた。
男の手から10ドル硬貨が2枚零れ落ちる。
男はすぐさま保安官に取り押さえられたが、金を盗まれたジャイロは特に気にすることもなく、受付係に領収書を要求する。
適当に領収書を切らないように色々注文をつけるジャイロ。
受付を済ましたジャイロが外に出ると、スリが保安官に羽交い絞めにされながらもジャイロを罵倒する。
男:終っちゃあいねーぞッ!てめええッ!こっち向けぇッ!たかが20ドル ポッチでいい気になりやがってッ!
男:それが武器なのかあ――――ッ その腰につけてるこぎたねえ丸いもんがてめーの武器なのか――――ッ!!
そして保安官のガンベルトから、銃を抜き取り、ジャイロに向けるスリ。自分のすばやさに絶対的な自信を持つスリは、自分もレースに出て、ジャイロを徹底的に邪魔すると叫んだ。
するとジャイロは、スリがしゃべり終わったら保安官の銃を渡せと言う。
戸惑う保安官。
ジャイロは動けない保安官から銃を取り、地面に投げ落とした。そして、ガンベルトのボタンを、謎の球体がぶら下がっているガンベルトのボタンを外す。
ジャイロ:拾え ただし 拾ったらそれが『合図』になる オレを困らしたいっていうんならな……
先ほどとは別人と思うほど冷たい眼をしてジャイロは言った。
騒ぎを聞きつけて野次馬が集まってきた。その中には車椅子に乗った青年が居る。
ジャイロとスリの間に張り詰めた空気が流れる。
と、緊張に耐え切れなくなったのか、スリの男は今までのは冗談だと、冷や汗をかきながらごまかした。
拾おうとした銃から手を離す。
そこに保安官が現れジャイロたちに声をかけた。
その瞬間、ジャイロの球体がスリの右肩に深々とめり込んでいた。
スリの手にはいつの間にか銃が握られている。
スリのテクニック(第2部で言うところの“スリテク”)ですばやく銃を拾い、ジャイロを狙っていたのだった。
球体は鉄球であった。鉄球は煙が出るほどのスピードで回転し、ヨーヨーのようにジャイロの手のひらへ帰ってきたかと思うと、ガンベルトの中に納まってしまった。
そして、スリの右肩の皮膚は、もう球体がなくなったにもかかわらず渦を巻くように脈動していた。
銃から指を離し、医者に行くようスリに勧めるジャイロ。
その間にもスリの右肩の皮膚はグルグルと渦巻いている。
それを見てパニックに陥ったスリがジャイロに銃口を向け、引き金を引こうとすると、突如銃を持つ手首がねじれ、スリは自分の頭を打ち抜いてしまう。
野次馬の中から悲鳴があがった。
意に介さず立ち去ろうとするジャイロ。
保安官はこの一件がお互い納得づくの「決闘」であり、罪には問われないと言った。
しかし、納得していない者が一人居た。車椅子の青年である。
彼は鉄球が高速で回転し、スリの肩に食い込んでさらに回転していたことを見抜いていた。青年はジャイロに近づき、鉄球に触れようとする。
青年:もう一回見せてくれッ!
ジャイロ:おい触るな!まだ回転している!
ジャイロの制止をふりきって鉄球に触れた青年の体に、鉄球のエネルギーだろうか?
何かが流れ込み、足の動かぬ彼を車椅子から立ち上がらせた……。
この『物語』は ぼくが歩き出す物語だ
肉体が……という意味ではなく 青春から大人という意味で…
ぼくの名前は『ジョニィ・ジョースター』
最初から最後まで 本当に謎が多い男「ジャイロ・ツェペリ」と 出会ったことで……
漫画版ジョジョ第7部(SBR)2話|見どころ
新たな登場人物「ポコロコ」と「ジョニィ・ジョースター」が登場します。
ポコロコは貧乏な小作人ですが、ラッキーの力を信じ、スティール・ボール・ランレースへの参戦を決意します。
ところでポコロコ…。
占ってもらったその女の人、もしかして口癖が「正義(ジャスティス)は勝つ!」だったりしない?(笑)
そして第1話のジャイロとスリの決闘から、ジャイロの武器が鉄球であること、そして、身体機能を制御する能力を持っていそうなことが明らかになります。
漫画版ジョジョ第7部(SBR)2話|感想
1話に続きレース参加者が増えています。
ポコロコは楽天的キャラのように見えますが、お父さんを早くに亡くしているようですね。
お爺さんの口から、奴隷という言葉が出てきたとき、かつてのアメリカにはそういう歴史があったことを思い出しました。
ポコロコのお父さんの死因は語られていませんが、「楽に生きる」というポコロコの人生訓に何かしらの影響があったのではないかと勘ぐってしまいます。
まじめなお爺さんとポコロコの明るさ、対照的な性格の背後に、深い何かを感じました。
ジャイロの武器が鉄球で、回転するというのにはびっくりです。
ツェペリの名から推測するに、波紋(はもん)を流した鉄球を回転させて投げているのでしょうか?
銀色の波紋疾走(メタルシルバーオーバードライブ)の例もありますし……
そして7部ジョジョ、ジョニィも登場!歴代のジョースター家男性は体格の良いキャラだったはずですが、ジョニィは割りとスマートですね。
しかも、車椅子に乗っています。大きな怪我でも負ったんでしょうか?