今回は荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の旋風』第4話のネタバレ込みのあらすじや見どころ、感想をお伝えします。
全財産をジョルノに盗られてしまった康一(こういち)くんは承太郎(じょうたろう)さんに教えてもらった情報を頼りに、なんとかジョルノが住んでいると思われる地域へたどり着く。
すると、偶然立ち寄ったカフェで偶然にもジョルノを発見した康一くんは、『盗んだ荷物』を直ぐに返してくれと攻撃を仕掛けるのですが、なんとジョルノも自分と同じような能力者(スタンド使い)だという事が判明し!?
『与えられたダメージを跳ね返す』という、まだまだ未知数なジョルノの能力にやられてしまった康一くんだったのですが、元からジョルノに手加減した攻撃をしていたこともありダメージは軽微で済んだのですが…
漫画版ジョジョ5部|4話「ブチャラティが来る その①」ネタバレ込みのあらすじ
ジョルノと遭遇したカフェの向かい側にある公衆電話から『コレクトコール』を使って、急いで日本にいる承太郎に連絡を入れる康一くん。
日本への国際電話が繋がるも、『一体何から話せばいいのか』と、一瞬無言になる康一くんの様子を察して、なにやらただならぬ事がイタリアであったのだなと察した承太郎でしたが、『汐華初流乃はスタンド使いである』という話はあまりにも予想外だったみたいで、一気に承太郎にも緊張が走ります。
そして康一くんは話を続け、『汐華初流乃(しおばな はるの)は、イタリアでは日本語の発音のせいでジョルノジョバーナ』と呼ばれていること。
髪の毛も写真の様な黒髪ではなく『金髪』で、学生のクセにチンピラの様なことをしており、イタリアに着いて早々お金も荷物も盗られてしまったこと。
加えて肝心のスタンド能力についてーーー、康一くんはジョルノのスタンドは『チラッとしか見えなかったのですが』と言い『相手の攻撃をそのまま相手に返す能力のようだ』という事を承太郎に告げるのでした。
一通り話を終えた康一くんは、まだイタリアに着いたばかりでしが、何かヤバそうな事ならもう帰りたいーーー。そう電話口から小さい声で漏らす康一くんに対し…
まさか汐華初流乃がスタンド使いだとは知らなかったんだ。と謝って『直ぐにホテルを手配して送金する』と言うのでした。
そしてーー、康一くんから『ジョルノと承太郎の関係』について質問された承太郎は、ジョルノの父親は自分が殺した。その父親の名は『ディオ・ブランドー』と言う・・・と話を続けはじめる。
なんでも、スピードワゴン財団の調査によってDIOに子供がいる可能性が今年になって判明したとのことで
ジョルノジョバーナが本当にDIOの子供で『DIOの肉体を少なからず受け継いでいるのかどうか』を皮膚からの遺伝子情報で調べたかったというのだ。
しかし、ジョルノがスタンド能力を受け継いでいると分かった以上、もうジョルノには近づかなくていいと言う。
加えて『髪の毛が金色になっていた』件について、それはジョルノの眠っていたスタンド能力が最近になって目覚めた証拠なのかもしれないという承太郎。
それは例えば、強力なスタンド使いがその町にいるといった影響かも知れない。とーーーー
そして、康一くんに対し「もうジョルノには近づかなくていい」と再度釘を刺す承太郎でしたが、康一くんは最後に承太郎にもう一つだけ聞きたい事があるという。
それは彼がーーージョルノが自分たちにとって『敵』なのか『味方』なのか。といった点だ。
その質問を受けた承太郎は しばらく無言になると 『自分もそれを知りたい』と言い、実際にジョルノに会った康一くんに対してどんな印象を受けたのかと聞き返す。
すると康一くんは、ジョルノの事は『敵か味方かは分からない』が、荷物を盗まれた相手なのにも関わらず、なにかその・・・『さわやかなヤツ』だと感じたと言うのです。
まさかのジョルノがDIOの息子だったという事が判明して物凄く驚いてしまいましたが、その張本人であるジョルノは一体今どこにいるのでしょうか・・・・!!
場面は変わり、ここはどこかの路面電車の様子です。
ガタンゴトンと軽快に動く路面電車の中で、席に座っているジョルノがいる。
窓の外を眺めながらゆったりと電車に揺られていたジョルノでしたが、突然目の前を歩いていた青年がジョルノに話しかけてきます。
その青年は車内に落ちていたコインを見つけ、そのコインがジョルノの物かどうか質問してくるのですが、それがジョルノのじゃあ無いと分かると『もうけたね・・・ハハ』とそのコインを拾って懐にしまうのでした。
そして青年は『もしここにカバンが落ちていて中に1000万円が入っていたとしたら、君は届ける?』と言い、それを聞いたジョルノも笑いながら『自分だったら貰っちゃいますね』と答えるのだが…
そんな馬鹿正直に答えるジョルノに気をよくした青年は『でも、もし自分が私服警官でそれを見ていたら?』と続けて質問をしてくる。
するとジョルノは「拾ったお金の半分を警察にニギらせて目をつぶって貰う」と答えるのですが、それを聞いた青年は『アーハハハハーッ!』と大きく笑うと…
「いいねぇ~!」とジョルノの事を褒めだし、君は冗談やハッタリとかじゃあなく マジにそうするんだろうね。と言ってくる。
なぜなら自分は『人が本当のことを言っているのかどうか分かる』のだと言うのです。
顔の皮膚を見て、汗とかのテカりなど その感じで見分けると言い、更に・・・『汗の味』を舐めればもっと確実に分かるというのですが・・・どうみても怪しい・・・!!
そして、途端に怪しい雰囲気を出してきた青年に対しジョルノが「あんたは誰なんだ」と尋ねると、その青年は『涙目のルカが、自分のスコップを頭にぶっ困れて空港のはずれに倒れていた』と言い、そのやった犯人を捜していると言うのだ。
それを聞いた瞬間、先ほどまでのふざけていた空気は吹っ飛び、ジョルノの眼もマジになる。
そして、この青年はジョルノの事は調べ上げており、既に名前も知っているようだーー
そうーーーこの青年こそが、この地域を支配するギャングである『ブローノ・ブチャラティ』だったのだ!!
ブチャラティは、空港の警備員が『ジョルノが空港にいた』という事を教えてくれたといい
だから直接ジョルノに質問をしに来たというのである。
なんでもーー『涙目のルカ』は 単なるゴロツキではなく『ギャング』だというのだ。
そして、そのギャングの『ボス』は身内がやられたという事で顔にドロをぬられたと思い、ブチャラティは『涙目のルカをやった奴を調べてケリをつけてこい』とボスから命令されたのだという。
そして、改めてブチャラティから『空港で涙目のルカに会わなかったか』と質問されたジョルノは、ハッキリと青年の目を見ながら『自分は涙目のルカという人物には会ったこともないし知らない』とシラを切り通す。
するとブチャラティは、そう返事をしたジョルノの顔を『じっくりと嘗め回す』ように観察し、それでも汗一つかかないジョルノを見て「よし信じよう」と言って、『質問は以上だ、邪魔したな」と丁度駅に到着した電車から降りていく。
座席に座ったまま電車を降りていくブチャラティを見ていたジョルノでしたが…
ふと自分が何かを握っている事に気が付き、ゆっくりと手を広げてみると、なんとそこにあったのは『人間の眼』だったのです!!
突然の事に、さすがのジョルノも冷や汗をかいて手のひらから目玉を放り投げる。
自分はずっと手を握っていたはずなのに!?
いや・・・そもそもこれはなんなんだ!?
一瞬のうちに頭がパニックになるジョルノでしたが、その隙をブチャラティが見逃しません!!
電車の窓越しに、外からジョルノの背後へと近寄ってきていたブチャラティは「どうせ意識がないから持ってきた」と、それは『ルカの右目』だという。
そして、ジョルノの顔についた汗をベロで舐めとりはじめると、『この味はウソをついている味だ』と
涙目のルカに関してジョルノが何か嘘をついていると判断したブチャラティはジョルノに対して質問ーーーいや・・・拷問を始めだす・・・!!
漫画版ジョジョ5部 4話「ブチャラティが来る その①」|見どころ
やはり今回の見どころはあのブチャラティの初登場という所ではないでしょうか!
いくら『相手が嘘をついているかどうかが分かる』と言っても、ほっぺたを直接舐めるのはちょっと絵面的に・・・笑
『涙目のルカ』の件でやってきたというブチャラティですが、果たしてウソがバレてしまったジョルノはどういう目にあわされてしまうのか・・・!?
漫画版ジョジョ5部4話「ブチャラティが来る その①」|感想
ここで康一くんと承太郎は一旦フェードアウトしてしまい、ジョルノ達が中心に描かれていくことになるのですがやはりブチャラティの初登場シーンはインパクトがありますね!
『汗を舐める』ことで、相手が嘘を言っているのかどうかが正確にわかると言うことですが、やっぱり人の頬を舐めるのはちょっと・・・という気がします(´・ω・`)
っていうか、これはスタンド関係なく、普通にブチャラティの特技ですからね笑
それにしても、流石はギャング!『もう動けないだろうから』という事で涙目のルカの眼を抜き取ってくるのもおったまげですが
目玉をどうやって持ち運んだのか気になっちゃいます。
涙目のルカの件で、嘘をついていた事がバレてしまったジョルノですが、果たしてブチャラティはどんな手でジョルノから情報を聞き出そうとしてくるのでしょうか・・・!
というかひょっとしたらブチャラティもスタンド使いなのか…!?