ジョジョ7部|漫画ネタバレ6話!
この記事では漫画版ジョジョ7部スティールボールラン6話のネタバレをアツくまとめています!
ついにレース開始ッ!
早々に猛スピードで馬群を抜けようとするジャイロ、それを追うアブドゥルとディオ。ジョニィも後方からしっかりついていってるぞッ!
アブドゥルはジャイロにラクダで体当たりをしかけるも、鉄球の力でサボテンの群生地に誘い込まれ、サボテンに激突!早々の再起不能ッ!
漫画版ジョジョ7部(SBR)|6話ネタバレ込みのあらすじ
1st.STAGEのコース詳細がアナウンスされる。
スタート地点の海岸から3000メートルは、なだらかな丘陵地帯が続く、3km地点の「枯れた川」を越えると、曲がりくねりながらの上り坂(高低差約50メートル)となり、雑木林、下り坂、捨てられた農場を経て枯れた川をもう一度越えると、ゴールのカトリック教会まで2000メートル一直線のコースとなる。
ジャイロは優勝候補であるアブドゥルを鉄球の力で脱落させ、以前トップを走っていた。
さらにスピードを上げる、後続集団との差はどんどん離れていく。
優勝候補でもなんでもないこの男が独走していることに驚くMr.スティール、すぐさまジャイロの身辺を調べるよう命令を下した。
ジャイロとディオの後ろに張り付き様子を伺うジョニィ、ふとディオの走り方に違和感を感じた。ほんの少しずつだが、ジャイロとディオの距離が縮まっていた。
ジョニィ:またジャイロとの差を縮めたぞ!! まさか!!
まさか!あれを見つけたのか!?イギリスの騎手(ジョッキー)!!
ディオの怪しい動きを察知し振り返るジャイロ、しかし、その視界にディオは居なかった。
いつの間にか距離をつめ、ディオはジャイロと併走していたのである。
決して大きく加速したわけではない。いつの間にか追いついていた。
ジョニィ:やはり!ヤツは見つけているッ!ヤツは読んでいた だが…こんな短時間でやってのけるとは!
ディエゴ:なんであろうと……フン 必ずクセというものがある それが機会であろうと 物であろうと
レース中、ここの馬のクセを読み取り そこを攻撃すれば どんなスタミナの馬だろうと抜くことは可能!
この馬は8回呼吸するごとに1度 必ずわずかに体を左にぶらしながら走る!
その時 ぶれた分スピードが落ちるッ!
ジャイロの馬が5回、6回、7回、8回目の呼吸をすると、ぐらりと左にぶれた。
その隙を逃さずディオが加速をする。
頭ひとつぶんディオがリードした。
ディオは恐るべき観察眼でジャイロの馬のクセを読み取り、必要最低限の力で僅かずつながらも距離を詰めていたのだった、そして、ここに来てついにジャイロの馬を追い越したのである。
ジョニィ:馬のクセをつかまれたッ!
もう抜き返す事は出来ないッ! 同じ方法で今度は どんどん差をひろげられていくから!
ジャイロの馬が呼吸を8回するたび、ディオの馬が前に出る。状況がわからぬ者には、まるで魔法にしか見えないだろう。
ジャイロ:おい どういう事だい……?これは……
ディオ:フン プロの技術(わざ)という事さ……そして君は田舎者の走り方だ!
ジャイロ:もしかしてクセか?俺の馬に走るときのクセがあるっつーのか?ウソだろ?
ディオ:教えたところでどうなる? クセは直らない……宿命のようにな
前方に枯れた川が見えてきた。すでに12000メートル進んでいたのである。
ディオが橋の上も、ジャイロの馬の呼吸に合わせて加速をしていく、どんどん引き離すディオ。
ジャイロ:おめーさんにクセがあったのかよ……知らなかったぜ
だがクセなんて直さなくていい
ガンベルトのボタンをはずすジャイロ、両掌の中で鉄球が回転を始める。
ジャイロは馬の後ろ両足に鉄球を乗せると、回転の力は馬の皮膚に渦巻き、足の筋肉へと伝わった。
猛烈な脚力で橋を踏みしめるジャイロの馬。
余りの強さに橋の板がバキバキと壊れていく。
ジャイロ:おいおい 左によろけるのがおまえのクセか? よれてるぞ……
だが…… いいぞ!もっとやれ……もっとクセをだして走れ……
ジャイロの馬は回転の力でクセが増幅されていた。
橋を破壊しながらはじけるように加速し崩れ行く橋板を跳ねていく。
ディオは躊躇し、足を止めてしまった。
橋をわたれなくなった後続の馬たちはみな枯れた川を渡り始める。
一度橋から降りなければならなくなったディオは大きく出遅れてしまった。
ジョニィ:ま! また鉄球だッ!オレの脚の時と同じだ!!
謎の鉄球の回転が 馬のクセを爆発させるように引き出したッ!
スタート地点のテントからあくび声が聞こえる。
外では仕事を終えた受付係がサンドウィッチをほおばっていた。
ポコロコ:きのうの夜さぁ~~このランプに虫がいっぱい寄ってたかってくんだよね~~
ふああああ 何匹たかってんのか数えてたらさぁ~~
すっげェ~~よく眠れたッ!
受付係は気にせず飲み物を啜っている。
奮起するポコロコ、よく寝たおかげで体力も気力も漲っている。
しかし回りは静かだ。遠くからはたくさんの馬の駆ける音が地響きのように聞こえる。
ポコロコ:す…あの いや すんません~~ 今何時すか?
ポコロコによぎる嫌な予感、たまらず食事中の受付係に時間を尋ねる……。
占い師:ポコロコよォオオオ~~ あんたのこれからの2か月間はあ~~
何をやってもうまくいくと断言するよォ~~
50億人にひとり!人生最大の絶頂期がやってくるんじゃあ~~
唐突にポコロコの脳裏にエンヤ婆…じゃなくて、占い師のカットインが挿入されるッ!
なんとポコロコのゼッケンNOはA-777ッ!大きく出遅れたものの、みんなの馬に踏みしめられた固い地面の上を、快調にスタート出来てしまったッ!ラッキィィィ!!
漫画版ジョジョ第7部(SBR)6話|見どころ
類稀なテクニックを持つディオ、天才ジョッキーの名のとおり、しっかりとジャイロに食らいつき、一度は差をつけます。
ジワジワと追い抜いていく描写は、読み手にも心理的プレッシャーを与えてきます。
しかしジャイロもいち早く弱点に気づき、どんでん返しを仕掛けてきます。
漫画版ジョジョ第7部(SBR)6話|感想
ジャイロとディオの攻防戦がスリリングです。
合理的に、冷静にレースを進めるディオ、言葉の端々にどうも相手を見下しているようなプライドの高さを感じます。
それに対し、馬の体のブレという弱点を、回転の力で、逆に長所とし窮地を切り抜けるジャイロ。
ジョニィは相変わらず解説役に甘んじています。
…が、読者のみんなに解説しながらもちゃんと二人を追える位置をキープしてるところ、さすがと言えます(笑)
そういえば、ツェペリ、ジョースター、ディオと、第1部で因縁の有る3組が集結していますね。これも何かの因果なのでしょうか?おせっかい焼き担当が居なくて残念。
そしてポコロコ…今のところは完全にコミカルキャラですね。
緊迫した描写がいい意味で抜けています。