ジョジョ7部|漫画ネタバレ11話!
この記事では漫画版ジョジョ7部スティールボールラン11話のネタバレをアツくまとめています!
馬と同等の、いや、それ以上の勢いで走るサンドマン。
逃げ馬の特性を最大限に生かすためにとにかく加速を続けるジャイロ。
運の力があれば、何をやっても大丈夫だとブッ飛ばすポコロコ。
なんとしてもジャイロを見返し、鉄球の回転の秘密を探りたいジョニィ。
操馬技術を駆使して着々と先頭を狙うディオ。
そしてその後に続くたくさんの騎手達。
それぞれの思惑が大きなうねりとなってラストの直線コースへと流れ込む!1st.STAGEはもう、残すところあと1000メートルを切っていたッ!!
漫画版ジョジョ7部(SBR)|11話ネタバレ込みのあらすじ
先頭を行くジャイロは後方を振り返り、後続の馬との距離を測っている。
メキシコから吹く熱風「サンタアナ」の風の中を各馬ゴールへ向かい突き進んでいた。
現在ジャイロが首位を走り、そのすぐ後ろにポコロコ、そして第2集団先頭右側にジョニィとディオが位置し、タイミングをうかがっていた。
その第2集団先頭を走るジョニィは苛立っていた。
ディオが「風圧シールド」走法でジョニィの背後にぴったりと貼りつき、抜きん出るタイミングを全く掴ませないのだ。
おそらくディオはゴールのギリギリまでジョニィを盾に走り、最後に一気に抜き去ってトップを取るつもりだ。
ジョニィはその勢いで馬の後ろ足を一気に蹴り上げさせたッ!
蹄(ひづめ)が地面を抉り取る!
蹴り上げられた小石が弾丸となってディオを襲った!思わず顔を手で防ぐディオ、ジョニィがプロの騎手だったことに気がつく。
ラストの直線は過酷だった。
今までのコースの疲労が出てきたのか、転倒したり、走りがおぼつかない馬、走るのを拒否し、止まってしまう馬も続々と出てきていた。
ディオは思う。
ここからは「技術」は無意味。今まで走ってきた中でどれだけの「脚力」を温存できたかが勝負の鍵を握ると……。
ジャイロの真後ろにいるポコロコに背後から「幻覚さん」、ではなく、スタンドが語りかけてきた。
左へ行き回り込めと言うスタンド。
自分がラッキーガイだと信じるポコロコ、それに乗っかるスタンド。
するとたった今ポコロコが居た場所に、サンドマンが岩場を勢い良く下り合流してきた!
左へ行かなければそれに巻き込まれていたかもしれない!
ディオも今が機と判断し、一気に加速をする!
すでにゴールまで残り300メートルを切っていたッ!
同じタイミングでジョニィも加速した!
ディオよりも前を走る!ラストスパートが始まったッ!!
先頭を行くサンドマンに、ジャイロ、ポコロコ、ジョニィ、ディオが一気に距離をつめて来たッ!そして4騎ともにサンドマンに並ぶッ!
先頭を走るサンドマンの脳裏に浮かんだのは、故郷の姉の顔であった。
サンドマンがさらに加速をするッ!
それを追う4騎たち!
ゴールまで残り100メートルの地点で、ポコロコのスタンドが語りかけてくる。地面に埋まった枯れ木に乗り上げろと。
言うとおりに枯れ木に馬を乗り上げたポコロコ、枯れ木がジャンプ台の役目を果たし、大きくジャンプした!ポコロコが先頭になった!
しかし、その横を抜き去る影。
ジャイロだッ!もうジャイロの馬に「足」が残っていないはずだった。しかし、トップを取ったのはジャイロだッ!
ジャイロが後ろにいるジョニィに語りかける。
ジャイロ
ジョニィ・ジョースター たまげたよ よく ここまで追いついてきたな
ジャイロが自分に話しかけてきたことに驚くジョニィ。
ジャイロは船の話をしだした。
帆船は海の上で向かい風を受けるほど早く進むと。ジャイロの手の中で鉄球が回転する。彼のマントを巻き込みながら……。
ジャイロ
メキシコからの『向かい風』ってのは 相場が走るのを 助けるためにあるんだ……
初めっからな!
ジャイロの馬が突然加速したことに驚く騎手達。
ゴールまであと50メートルッ!
しかしジョニィは、すでに「回転」の力を目の当たりにしたジョニィだけは、ジャイロがなぜ加速できたのか理解したッ!
ジャイロの走る姿は、まさに『帆船』ッ!
回転する鉄球がマントを引き、船の帆の役目を果たしているッ!
一気に後続に差をつけ、ゴールテープを切ったのはジャイロだった!ジャイロは息を切らせながら大きくガッツポーズをした。
漫画版ジョジョ第7部(SBR)11話|見どころ
すべてが見所です!
最終直線コース、ディオの言ったとおり、後は脚力だけの勝負!
大地を味方につけショートカットを駆使したサンドマン、最後までツキに見放されなかったポコロコ、ジャイロを追う執念と、持ち前の技術で食らいついたジョニィ、あくまで冷静に合理的にレースを進めたディオ、それぞれが最後の全力を出しつくします!
漫画版ジョジョ第7部(SBR)11話|感想
この11話まで収録された単行本の1巻、2巻は、掲載誌移籍前に同時発売されたのですが、レース開始から2巻最後の11話までは、あっという間に読了してしまったのを記憶しています。
圧倒的臨場感とスピード感、ジョジョらしいレースの駆け引き、随所にちりばめられたニヤリとさせられるファンサービス、どれもこれも輝いていて、レースという舞台で進んでいく第7部には、あっという間に読み進めてしまう魅力がありました。気になる方はぜひぜひ原作を読んでみてください!
ちなみに、メキシコからの熱風「サンタアナ」ですが、第2部をどうしても思い出してしまいますね。
ついつい(所詮奴は柱の男の中でも最弱……もしサンタナじゃなくてワムウが神砂嵐してたらジャイロは秒でゴールしてたよなぁ。)とか思ってしまうのは私だけでしょうか?