漫画『岸辺露伴は動かない』2巻の5話に当たるエピソード04の望月家のお月見のネタバレについてまとめました。
皆さんはジンクスというものを信じますか?
- 4がつくものは縁起がよくない
- 茶柱が立っているといいことが起きる
- 午前黒猫を目撃すると、午後不幸に襲われる
なんて挙げられます。
信じるか信じないかはあなた次第なのですが…
どうしても気になってしまいますね。
今回のエピソードは
ある家族のみに伝わる「死」のジンクスとそれを回避する方法です。
【漫画】岸辺露伴は動かないエピソード04望月家のお月見|ネタバレ込みのあらすじ
これは漫画家・岸辺露伴の近所に関するエピソードです。
望月家(仮名)はごく普通の一般家庭ですが、「中秋の名月」に法則的に家族の誰かが亡くなるという呪いを抱えています。
家族構成は会社員のお父さん(50)、専業主婦のお母さん(46)、大学生の長女(21)、中学生の長男(15)、祖母(78)
中秋の名月の日
父は彼の妻が子宮頸がんであることを知り、ジンクス通りに妻に呪いがかかるのではないかと不安になりながら
家族に家でお月見の準備をするようにと告げます。
しかし、長女は彼氏とデートの予定があり、長男は試合の練習が入っていると主張します。
なかなか信じてくれない家族に、父は家系図の命日を見せます。
家計の多くが中秋の名月に亡くなっており、父の弟である「護(まもる)」もその日
不幸な事故で17という若さで溺死してしまったそうです。
しかしながら、この日にお月見をすることで、長生きした先祖も存在するとのことなので9月8日を過ぎれば、彼らはその呪いから解放されるのです。
準備を進める家族
音楽や映画を観て楽しみながら過ごそうとします。
乾杯をし、祝う家族。
そのとき長男が飛ばしていたラジコンのヘリコプターが鳥を飛ばさせ、
その反動で小枝が金魚鉢に向かって落ちます。
さらに、スマートフォンのバイブレーションで眼鏡が枝に向かって落下し
その反動でシーソーのように、小枝が金魚を飛ばし上げました。
その金魚がなんと祖母の口に入り、彼女は窒息寸前でした。
さらにもだえ苦しむ彼女の脚が、コンセントを引き抜いて、何か良からぬことが起きそうな予感がします。
運よくラジコンのヘリコプターが祖母の頭に落下したことで彼女は口から金魚を吐き出し
危機を切り抜けます。
家族は睡眠を野外で取ります。
しかし、長女だけは起きており、彼氏の車のもとへとコッソリ向かいます。
彼女のうしろのはウサギ人間が・・・
ウサギ人間は長女を追跡します。
彼女の背後にはウサギ人間だけではなく、蜂の大群が・・・
彼女は蜂アレルギーなので刺されると死んでしまうそうです。
死の危機が迫る長女。
彼氏とハグしますが、ウサギ人間は望月家のルールに従い、彼女には不幸な死が訪れると告げます。
しかし、ウサギ人間は突然、動揺します。
長女は彼氏からプロポーズされ、成立したのでもう望月家の人間ではなくなったのでした。
そのことにより、呪いは無効となり赤の他人にその呪いが降りかかるのでした。
ウサギ人間は月の元へと去り、また望月家の誰かに呪いが掛かることを期待して消えていくのでした。
【漫画】岸辺露伴は動かないエピソード04望月家のお月見|感想
一族に伝わる「死」の呪いとは恐ろしいことです。
その血が流れている以上避けることができない運命であることは
ジョジョシリーズのテーマでもあります。
このエピソードはジョースター家よりも規模は小さいですがどんな手を使っても、一族への呪いは解けることはないのです。
余談ですが
このエピソードを読んだ方で、映画好きならあることに気づいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このストーリーはアメリカのホラー映画『ファイナル・デスティネーション』のオマージュが散りばめられています。
物語の途中、ラジコンのヘリコプターがきっかけに金魚が口に入り、祖母が死にかけるシーンがありますがあのシーンはファイナル・デッドシリーズによくある死のピタゴラスイッチです。
荒木先生はホラー映画好きとして知られています。
先生はホラー好きのあまりホラー映画に関する著書まで執筆しています。
そして、ジョジョシリーズにも映画オマージュが散りばめられているので、映画ファンでジョジョ好きという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
最後に、ジンクスはあくまでも信じるか信じないかはあなた次第です。