漫画『岸辺露伴は動かない』1巻の4話に当たるエピソード02の六壁坂のネタバレについてまとめました。
都市伝説というと何を思い浮かべますか?
夜道に子どもたちを襲う口裂け女?
学校のトイレにいる花子さん?
今回の露伴先生の冒険は山に住むとされる「妖怪」の都市伝説に関するお話です。
【漫画】岸辺露伴は動かないエピソード02六壁坂|ネタバレ込みのあらすじ
岸辺露伴(きしべろはん)はカフェでド・スタールの作品集を読みながら、編集者を待っていました。
そこに編集者である貝森稔(かいがもり みのる)が到着します。
ド・スタールについて問う露伴。
貝森はロックバンドか何かと発言し、露伴にバカにされます。
露伴に説教される貝森。
そこにサインを求める音石明と小林玉美らしき人物が登場します。
(しかし、本編には関係ありません)
ドリッピング画法でサインを一瞬で描いた露伴。
その後、露伴は取材のため、山の土地を購入したせいで破産したことを告げます。
取材の邪魔となる開発工事を止めるため、わざわざ購入をしたそうです。
どうやら、ネタの収獲があったことを告げる露伴。
「六壁坂」に妖怪が存在したと彼は編集者の貝森に伝えます。
場面は変わり、ある女性と妖怪にまつわる回想録のエピソードが始まります。
女子大生である大郷㮈宝子(おおさと なおこ)は六壁坂村で300年続く味噌づくりで成功した一族の一人娘です。
彼女には大郷家の庭師である釜房群平(かまくさ ぐんぺい)という恋人がいました。
しかし、両親の紹介で別の男性と結婚することが決定していました。
お金を突き出し、群平に別れを告げる㮈宝子。
しかし、群平は帰ろうとしなかったので、
㮈宝子は彼を突き飛ばします。
不運にも突き飛ばした先にゴルフクラブの先端の鋭利な箇所が当たってしまい、
彼は命を落としてしまいました。
婚約者と彼女の父が家に入ろうとしますが、㮈宝子が群平を殺害した疑いがかけられる恐れがあったので、
彼女は遺体を隠そうと奮闘します。
奇妙なことに
死んでいるはずなのに血が無限に出続けるのです。
テープで彼の血を止めようとしますが、それでも出血は治まりません。
パニックになる㮈宝子。
いよいよ、婚約者が合鍵を使って部屋に入ろうとします。
彼女はとっさにカーペットでくるんだ群平の遺体を、冷蔵庫の上へ隠しました。
㮈宝子を見つけた婚約者。
彼女は流れ出る血液を口に入れてやり過ごしました。
その後、彼女は結婚し、婚約者は婿入りするのですが
群平の血はいまだに止まりませんでした。
㮈宝子は毎日群平の血をこっそりと捨てているそうです。
彼女は群平にコップ一杯ほどの水をかけると、生きていたときと同じような皮膚に一瞬だけ戻ることを発見。
夫と2人の子どもに恵まれますが、情熱的な関係ではなかったそうです。
露伴は妖怪伝説の取材をしているときに群平の噂を知り、㮈宝子の記憶を「ヘブンズ・ドア―」で読み取ったそうです。
屋敷に侵入しようとする露伴に、1人の少女が声をかけます。
不審者扱いされた露伴は彼女を追いますが、少女は転んでしまい、頭を打って亡くなってしまいます。
露伴はあることに気づきます。
その少女の正体は㮈宝子と群平の娘であり、死体になったはずの群平から妊娠してできた子どもだったのです。
その瞬間、露伴に何かが憑りつこうとしますが、露伴のヘブンズ・ドアーによって少女に「露伴の存在を知らない・見ることさえない」
と書き込むことによって女の子は生き返り、家へ帰っていくのでした。
妖怪の正体は人間の愛と心の弱みに憑りついて、自分の世話をさせ、子孫を残すことを目的としたものであったのでした。
【漫画】岸辺露伴は動かないエピソード02六壁坂|感想
今回のテーマは妖怪でした。
そしてその妖怪・六壁坂の目的はいったい何なのか、いつ頃姿を現したのか?
気になるところですね。
そして、スタンド能力もわからない人からしてみればある意味「妖怪」になってしまうのかもしれません。
かつて露伴はチープ・トリックというスタンドに背後を憑りつかれたことがあります。
妖怪・六壁坂もスタンドであるという考察もできると思います。
宇宙人も住んでいる町なので、もっと恐ろしい何かが潜んでいてもおかしくはありませんね。
妖怪は割とあなたの身近に潜んでいるかも。
あれ、リモコンがない・・・どこにやったかな・・・