ジョジョ7部|漫画ネタバレ4話!
この記事では漫画版ジョジョ7部スティールボールラン4話のネタバレをアツくまとめています!
ジョニィの栄光と転落の半生が語られた第3話ッ!
彼は将来を有望視されたジョッキーだったが、事故で半身不随となってしまった。
それ故、ジャイロの「鉄球の回転の力」に希望の光を見出すッ!
漫画版ジョジョ7部(SBR)|4話ネタバレ込みのあらすじ
ジャイロが荷造りをしているテントの付近で、通行人が立ち話をしている。
サンディエゴ西海岸に集まったレース参加者は何と3500人、当初の予想の7~8に膨れ上がっているということだ。
ジャイロは荷造りに余念がない。
少しでも荷物を軽くしようとしていた。歯ブラシとトイレットペーパーは植物の茎や葉で代用、暇つぶしのマンガ本はもってのほか。
ハサミはナイフで代用…と、ここまできて何故かクマちゃん人形はしっかりキープしちゃう、お茶目なジャイロ。
テントの外の通行人は、思い思いに予想を語っていた。
優勝候補たちはレース用に交配した馬に乗ってくるため、最後まで残る可能性が高いだろうと。
荷造りを終え、ジャイロがテントから出ると、ジョニィの車椅子が横倒しになっている。
柵の向こうに目をやると、ジョニィが居た。
ジョニィは、馬の前足にすがりつきながら、傷だらけで引き摺られていた。
おい見ろよ あいつだ
元有名ジョッキーだったかというヤツ まだ やっていたのか?
あの体でレースに出るつもりらしい 本当にカワイソーだ
しがみつかれる馬の方が……
ギャハハハハハハハハ ハハハハ
ジョニィはレースに参加するため、何としても馬を手に入れようとしていた。
だが、彼は年をとった暴れ馬を売りつけられてしまったのだ。
馬の信頼を得ようと、夜通しコミュニケーションをとろうとしていたが、ジョニィは馬に跳ね飛ばされ、蹴られ、足には木片が刺さっていた。
ジョニィは下半身の痛みを感じない。
自分がボロボロで、怪我をしていることにすら気づかず、ただ、必死に馬に乗ろうとしていた。
あまりに凄惨な光景に、冷やかし笑っていた通行人もさすがに危険を感じたのか、不安になった。
見てられねえ!やっぱりやめさせろって!
なあ そこのあんたも そうおもうだろ?
ジャイロ:オレに意見を求めたのか? ただ視界に入ったんで眺めてただけなんだがな
だが 言わしてもらえるなら ヤツには決して乗れない…… あれじゃあ乗れないね
逆に言うなら あれに乗れたら 人間を超えれるね
そういったジャイロに声をかけるものが居た。
レースの受付を訪ねた彼に、ジャイロは言葉を返さず、受付を指差すだけで答える。
彼は受付に汚い皮袋を放った。訝しむ受付。
あのな~~~勘違いすんなよ 参加料がいるんだぜ 120ドルでもなけりゃあ 12ドルでもねーっつーの
1200ドルだぜ!おまえみたいのに払えんのかよッ!消えなッ!インディアン!
受付に来た男は砂男(サンドマン)だった。彼は皮袋に息を吹きかけると、皮袋の中から宝石が…。
砂男……だったら…… 必要でしょ……?
持って行きな…… 父さんと母さんのカタミよ……
砂男の姉は、レースに参加する砂男に選別として、参加料の足しになるよう、両親の形見の宝石を渡していた。
本物かどうか鑑定しようとする受付に、砂でできた手のようなスタンド能力が…受付の目に触れる。目に砂が入り苦しみだす受付。砂男は釣りはいらないと参加許可証を要求した。
受付は馬が必要だと砂男に言うが、砂男は言う。
必要ない
この脚のみで大陸を横断して優勝する
レーススタート30分前…サンディエゴビーチは観客と、参加者でこれ以上無いほどに沸き立っていた。Mr.スティールがレース前の挨拶をするため、壇上に立つ。
彼が手を振り下ろすと、氷付けのトロフィーが姿を現した。トロフィーは、南極の氷に埋められていた。
学者によると3億年前に凍ったものだそうであります
この氷の中に穴をあけ 優勝者が手にするトロフィーを埋め込みました
これを「スティール・ボール・ラン」の「聖氷」とし……!!
そして この氷を溶かすのは 我々の熱き思いだッ!
開会のあいさつはこんなもんで
あぁ~~ イイッすか ねェェェェェ と
まばらに起こった拍手は、いつしか歓声を伴い、大きなうねりとなった。
その中を優勝候補者がゲートインする。
カウボーイのマウンテン・ティム、イギリス競馬界の貴公子ディエゴ・ブランドー、サハラ流浪民ウルムド・アブドゥル、モンゴルのドット・ハーン…。
スタートまで5分を切っていた。ジャイロもスタートラインに近づく…。
おい見ろよ あいつだぜ
やっぱりイッちゃってたよ みっともね―――
ジャイロが目をやると、そこには、老いた馬にさんざん痛めつけられ、ボロボロになったジョニィが、馬に引きづられていた。
辛うじて鐙(あぶみ)に手をかけていたため、スタートラインに来ることができたようだ。
スタートラインの前に来ると、老馬は、ジョニィをペロペロと舐めた。まるで己の信頼感をジョニィに伝えるかのように…。
ジョニィが息も絶え絶えに、ジャイロに呟く。
ちくしょぉ…… おまえの『鉄球』の正体…… あきらめねーぞ……
絶対につきとめてやるからな… 『回転』なんだ……
今はついて行けなくとも…… レースが終ってからでも……
絶対に……いつか……
ジョニィの「覚悟」に心が動いたのか、ジャイロが口を開いた。
おたくに興味がわいたから ヒントをしゃべってやろう
おたくはすでに答えを掴んでいる 馬に乗ろうとする意思を持つなら
なぜそれを使わない?
ジャイロの言葉の言わんとする所を図りかねるジョニィ。アナウンサーがスタート時刻2分前を告げた。
ビーチにレース参加者が並ぶ。前人未到のレースに挑む者たちの馬列、圧倒的な光景だった。
もう一度…もう一度オレの顔を…なめてくれ…オレの馬
回転
ジョニィは自分を舐めようとした馬の顔を、首を、鍛えた筋力で、そして「回転」の力をもって登りあがる……。その姿をジャイロはだた見守っていた……。
『回転』……全ての希望は…… 『回転』の動きの中にある!
もっと知りたい もっと『鉄球』を……
ジョニィが馬の鞍に体を収めた瞬間、アナウンスが『スティール・ボール・ラン』レースのスタート時刻を告げたのだった……。
漫画版ジョジョ第7部(SBR)4話|見どころ
ジョニィの意思の強さが描写されています。
駄馬を売りつけられたにもかかわらず、レースに参加するため、傷だらけでボロボロになりながらも乗ろうとするジャイロ、そして、最終的に馬との間に生まれた信頼……。
最後はジャイロにヒントを与えられ、何とか馬に乗ることができます。レーススタート2分前という緊迫した状況でした。
また、第1話で登場した砂男、ほかの参加者は馬でレースに挑むところ、己の脚のみで挑むと言ってのけます。
漫画版ジョジョ第7部(SBR)4話|感想
ジャイロってクマちゃんが好きなんですね……。
やっぱり過去に出てきたジャイロの血族とは、ちょっと違う感じですね。世界一巡しちゃったからなのかなぁ……(笑)
これはこれで、全然いいんですけれども!
ジョニィの意志の強さも描写されています。
年老いてひねくれてしまった駄馬、天才ジョッキーの座から転落してしまったジョニィ、どちらも境遇が似ていると感じました。
もし、ジョニィが半身不随でなければ、この馬はジョニィの目にも留まらなかったのではないでしょうか。
この境遇だからこそ、ジョニィはこの馬に出会ったのではないでしょうか。
ただただ必死で馬に乗ろうとしたジョニィ、そしてその意思を汲み取り、最終的にジョニィを信頼した馬、もしかしたら似たもの同士だからこそ生まれた「信頼関係」なのかもしれません。
そして砂男……己の脚だけで走破する……。
部族の未来を背負いレースに参加する砂男…。