漫画『岸辺露伴は動かない』1巻の3話に当たるエピソード06の密漁海岸のネタバレについてまとめました。
海の幸といえば何を思い浮かべますか?
新鮮な魚介類がやっぱり食べたいなんて思いますよね。
しかし、高級路線をたどれば、やっぱり「アワビ」なのではないでしょうか。
今回紹介するお話「密漁海岸」はアワビの密漁に挑む二人の男の物語です。
彼らはこの過酷な条件の元、アワビを手に入れることができるのか。
そして、彼らに待ち受ける恐ろしい試練とは・・・
Contents
【漫画】岸辺露伴は動かない|密漁海岸:登場人物
岸辺露伴(読み:きしべろはん)
今作の主人公であり、杜王町に住む天才漫画家でスタンド使い。『ピンクダークの少年』で名声を得た。性格は好奇心旺盛でひねくれており、興味を持ったら徹底的に調査をする。そしてネタをつかむ為なら手段を選ばないという恐ろしい一面を持つ。スタンド名は「ヘブンズ・ドア」。
相手の記憶を読むこと、書き換える、奪う事の出来る。
トニオ・トラサルディー
イタリア出身の料理人。杜王町に「トラサルディー」というイタリア料理店を営んでいる。庶民的なイタリアンを中心に調理しており、美味しいと評判であるそうだ。
スタンド能力は「パール・ジャム」。人の病を治すことのできる能力であり、トニオの料理に混入している。
【漫画】岸辺露伴は動かないエピソード06密漁海岸|ネタバレ込みのあらすじ
岸辺露伴が漫画を書く前の準備体操を行っている場面から物語がスタートします。
岸辺露伴はトニオ・トラサルディーの店「トラサルディー」でアワビのリゾットを嗜んでいます。
トニオの能力である「パール・ジャム」の効果で、彼の疲れ目が取れました。
露伴はトニオからある提案を受けます。
それは杜王海岸にあるアワビを密漁するという前代未聞のオファーでした。
「ヒョウガラ列岩」で取れるクロアワビはその場所にしか存在しないという、シロモノでした。
貴重であるので、漁師ですら売ってくれないというクロアワビ。
違法行為であるが、露伴は承認してトニオと共に密漁を行うのでした。
しかし、密漁は江戸時代において死刑に値する行為であり、現代社会でも監視カメラなどの警備が厳重です。
ところが、トニオには秘策がありました。
監視カメラの死角を利用して現地へ向かう方法と
年に一度だけ、8月のお盆前後の満月の夜に、月の引力により潮の満ち引きが変化するタイミングがあります。
そのとき、アワビが酔っぱらって捕らえやすくなります。
それを狙ってクロアワビを収獲しようと試みるのでした。
作戦実行のとき。
露伴はトニオのあるヒミツを発見し、彼を問い詰めます。
トニオの恋人・ヴェルジーナは頭部にグレープフルーツほどの腫瘍があり、彼のスタンド能力でさえ治せないのでした。
クロアワビを恋人に食べさせてあげたいという気持ちが、彼を杜王町に在住させるきっかけでした。
そして、密漁を実行します。
海に潜る露伴とトニオ。
ライトで海を照らした瞬間、アワビの群れが二人を襲います。
最初彼らは大収穫だと喜びますが、それもつかの間
トニオはアワビによって溺れさせられたのです。
露伴までもがアワビの群れによって沈められてしまいます。
アワビを割ろうとライトで攻撃しますが、頑丈なので、はがすことができません。
この攻撃に正体は潮の流れで、引っ付くものの触れたらアウト。
露伴はロープを見つけ、しがみつこうとしましたが、その先に大量のアワビを収獲したカゴがあり、さらにアワビが露伴の体にまとわりつきます。
溺れる露伴。
彼は多くの白骨遺体を発見し、あることに気づくのでした。
トニオが伝えた密漁の情報は、「罠」であり
多くの者がその情報にだまされて、命を落としたのです。
露伴は運よくアワビの天敵である
タコに自身の能力「ヘブンズ・ドア」でアワビを攻撃するように命令します。
トニオと露伴は無事にピンチを乗り越える事に成功しました。
場面が変わり、トニオの店で、虹村億安(にじむらおくやす)と一緒にタコ料理を食べる露伴。
彼らの目の前には、健康になったヴェルジーナとトニオが仲良さそうに、たたずんでいるのでした。
【漫画】岸辺露伴は動かないエピソード06密漁海岸|感想
今回の「岸辺露伴は動かない」はアワビ密漁に関するエピソードでした。
第四部『ダイヤモンドは砕けない』ではあまり描かれなかったトニオさんのバックボーン。
彼に恋人がいたのは衝撃的でしたが、恋人のために、杜王町で料理をふるまっていたという
事実もさらに驚かされました。
病に苦しむ恋人のためにクロアワビを食べさせてあげたいと願う、トニオさんの振る舞いに
ウルっ
と来ましたね。
そして、杜王町に伝わる密漁の言い伝え自体が罠であったと気づく岸辺露伴には
さすが多くの修羅場を気繰り抜けてきた漫画家!!
とさらに露伴先生推しになりました。
いやぁ~
この「密漁海岸」を読んで、アワビを食べたくなりましたね。